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TOP感情・情動について意地悪や怒りの感情と向き合う

意地悪や怒りの感情と向き合う


2段、3段の線路を工夫して作り、線路の先に遊園地

を作る子(5歳)↓

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紙粘土で作ったきょうりゅう(5歳)↓

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遊園地の観覧車(5歳9か月)↓

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あそびのアトリエはおもちゃで遊ぶところ?

工作をするところ?

自由にしていいところ?

子どもの成長発達をみてくれることろ?

どれも間違ってもいないし、そうなんですが・・・

でも私が最も大切にしている部分は

2人、3人お友達といると必ず何らかの問題が発生

します。例えば5歳児さんのリボンクラブで・・・

リーダーシップをとっていた○君が、私や☆君に

人形を配ってくれます。

○君「レオさん何色がいい?」

レオ「ん~赤がいいな?」

○君「わかった。赤ね!」

○君「☆君は黄色ね」

☆君「☆君は緑がいい!」

○君「だめ!」

☆君「・・・・」

レオ「☆君は緑がいいの?」

☆君→うなずく

レオ「☆君、○君にもう一回言ってみたら?」

☆君「緑がいい!」(勇気を振り絞て言ってます)

○君「だめ!どっちでもいいやん!」

☆君「緑がいい!」

○君「だめ!」

☆君→表情がこわばって、怒り心頭
   「いいもん!本物の鉄砲をお家から持ってくるけんね」

レオ「エー☆君本物の鉄砲持ってるの?」

☆君「うん!」「ばーちゃんに買ってもらった」

○君→☆君の本気の表情を見て、しばらく考えて
   「じゃあもう黄色でいいたい!」
   と言って黄色い人形を投げ捨てました。


その後、その人形で遊ぶこともなくピリピリした雰囲気は

ありましたが、しばらくすると・・・いつのまにか2人の距離

は縮まり、互いにゴム鉄砲や弓矢で大笑いしながら打ち

合いをしていました。

2人で弓矢の練習↓

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2人のふざけようをみて、ママ達が「危ないよ」と注意を

しても、「ほら、この辺の身体なら大丈夫!」と言います。

確かに、顔を狙わなければ大丈夫な程度のおもちゃの

武器です。

先ほどまでの○君の意地悪ぶりも、☆君の怒りもどこへ

やら?!二人の距離は縮まり多少の危険そうな遊びも

アウンの呼吸で、以前よりも増してふざけ合って楽しん

でいます。

まるで子犬がケンカをしているのか?じゃれ合ってい

るのか?わからない時のような感じです。動物は子ども

頃、お互いにじゃれ合って身体能力を鍛えるのだと言わ

れていますが、そこは同じ哺乳類の動物として人間の子も

同じような気がします。


大人が介入して、黄色い人形を貸してくれない○君に

「貸してあげなさい」と言えば終わることだし、こういう

小さな揉め事を即座に解決することで効率的に物事

は進みます。そして、もっと大切なことがあるはずだと

考えている人は多いと思います。

でも、感情や情緒の育ちを考えたときに、子どもが

意地悪をしたり、怒ったり、負の感情が湧きだしたときに

その感情をどう解決するのかは、経験を積み重ねていか

なければ、年齢と共に体は大人になっても精神的な成長

はないのではないかと思います。

目に見える効率的なことばかりを追い過ぎると、目には

見えない心の体験が不足してきます。

生まれて、間もない子ども達は、内側から育ってくる自我と

環境の中で、ヒトとの関係を作っては壊し、壊しては作りを

繰り返しながら学んでいるのではないかと感じます。

その中で、自分を知り、人を知ることになるのだとうと思い

ます。

感情や情緒の話になると抽象的過ぎて、雲をつかむような

話になりやすいのですが、でも誰もが現実に悩んでいる

ことではないでしょうか?

子どもは、正直に自分の感情を出してきます。その感情を

ないものにせずに、大切に育んでいくことは、私達子ども

にかかわる大人の重要な役割だと考えています。


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カテゴリ:感情・情動について
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Comments
2018/01/31
from ジジ
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立体に構造化された遊園地、迫力ある粘土の恐竜、ダイナミックな観覧者、さすがに5歳児ですね。

経験したことを材料にして、テーマを決定し(この場合は遊園地、恐竜、観覧者)、情報を収集し(ここではそれぞれの素材選び)、実行する。それらの成果が組立られた作品ですね。

まるでアクティブラーニングのようです。

本来子どもは経験から学ぶことは得意なのかもしれませんね。


さて、「感情や情緒話になると雲をつかむような話になりやすいのですが、でも誰もが現実に悩んでいるのではないでしょか?」

ジジも同感です。新聞で報道されている、子どものいじめや自殺も背後に感情の問題があります。幸福な子どもが、他者をいじめたり、自殺したりするとはとても考えられませんから・・。

その他にも、窃盗、閉じこもり、登校拒否なども感情の問題だと思います。これだけ切実な問題なのに、小中学校の教育で感情のことを考慮しない、教育の対象にしないということが不思議なくらいです。

道徳教育がこれらのことを解決できるとはとても思えません。ジジ的には道徳教育はこれらの渦中にある子どもたちを「自己責任」というレッテルで子どもたちを追い詰めていくのではないかと思いますし、これまでもそうだったように思います。

例えば、ある子どもがスーパーで万引きをし、学校に通報したとします。学校はどのように対応するでしょうか?ジジが直接に経験した事例では、校長、教頭、教務主任、その他数名の教師が、親(ジジ)と子どもを取り囲み詰問し、あれこれの説教をし、停学および退学を決定するというものでした。

「子どがなぜそのような行為に及んだのか?」友人関係、経済的な背景、親子の関係など、言葉にできない子どもの事情があったのではないのか?そういったことへの配慮はなかったです。

「盗む」と言う行為の背景には、子どもの場合、いらだちや、さみしなや、貧困、あるいは友だちへの同情、強要されたなどの感情や事情が隠れているはずです。そうした事例を集めて、その上で対処していけばもっといい方法が見つかるかも知れませんね。

学校側の詰問のあと、ジジは子どもと一緒にアイスクリームを食べに行きました。ばかばかしくて話にならなかったからです。


さて、5歳児のケンカ?言い合い?から話がそれてしまいました。子どもの感情のことでした。レオさんが「子どもの感情」に取り組もうとしていること期待しています。雲をつかむような話かもしれないけれど、それは誰も取り組もうとしていないからかもしれません。

赤ちゃんも泣いたり、笑ったり、怒ったりします。ジジの孫は現在生後1か月半ですので、笑うことはまだ難しいようですが、泣いたり、いらだったり、怒ったりする様子を見せています。目と口元を使ってコミュニケーションも出来ます(お医者さんがなんていうか知りませんが・・)。明らかに人形に話しかけているジブンがいるのではなく、赤ちゃんに話しかけているジブンがいます。

ママも、赤ちゃんに応答し、お世話をし、語りかけています。もしママが去年ジブンで制作した人形に、同じように応答していたとしたらヘンに見えるでしょうね。

おおむね1歳半の前言語期の赤ちゃんとは、情動的・身体的コミュニケーションが中心になると思います。ですから、怒りや悲しみも身体的に表現されるでしょう。

2才になって言語期に入っても、感情を表す言葉は「イヤ」「ダメ」「チガウ」くらいで、ほとんどは身体表現に限られるように思います。

感情を言葉で表すこと、これは意外と難しいのかも知れませんね。




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