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TOP感情・情動について情動とは何か?

情動とは何か?

遠藤利彦先生をはじめ様々な大学の先生方が、情動に

ついての研究データーをまとめられた「よくわかる情動発達」

という本が2014年に出版されています。

最近、子育てで「知性」や「思考力」の大切さが言われる

一方で、「感情」や「情動」の大切さも少しずつは耳にする

ことが多くなったのではないでしょうか?

どちらが大切とかどちらが優位ということではなく、現代の

子どもの問題(意欲の低下、いじめ、不登校、精神疾患)の

原因を探っていく中で、感情や情動を無視できなくなって

きたのではないか?と私は思っています。


本から「情動とは何か」について抜粋して紹介します。




素朴にただ、うれしい、悲しい、怖い、いらだたしいなどのことを指して言うのであれば、感情ということばでもいいような気がします。感情と言うと、私たちは、通常、自分がその内面で体験している、あるいは他者が潜在的にその内側で感じているであろう、主観的な気持ちのことを思い浮かべがちではないでしょうか。それに対して、心理学でいう情動という言葉の意味には、こうした主観的な経験だけではなく、それに随伴して生じる生理的変化(たとえば身体が熱くなる、鳥肌がたつ)や表出的変化(たとえば顔の表情や声の調子が変わる)も包摂されるのです。
ある重要な出来事に遭遇した時に、主観的側面、生理的側面、表出的側面といった3つの側面が、多くの場合不可欠にからみあいながら、ある特定の行為へと強く人を駆り立てる一過性の反応であることを定義づけておくことにしたいと思います。

「よくわかる情動発達」(遠藤利彦)より抜粋




人は主観的に感じ、生理的な身体の変化がおき、外に

表出される。身近な例えでは・・・

人前で発表をする
    ↓
恥ずかしい(主観的側面)
    ↓
心臓がドキドキ(生理的側面)
    ↓
顔が赤くなる、声が上ずる(身体的側面)


ケンカをする
    ↓
怒りを感じる(主観的側面)
    ↓
血圧が上がる(生理的側面)

表情が強張る、声を荒げる(身体的側面))


以前「身体知性」の本を紹介した時にも書きましたが、やはり

身体と心のつながりは大事なことだと改めて感じます。

本を読み進めていくと、自分自身の情動をコントロールする

には、乳幼児期の母親のかかわりは大きな影響を及ぼす

こともわかります。

「情動」については現段階では研究の歴史は浅く

今後の研究の進展も目が離せません。





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カテゴリ:感情・情動について
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