TOP子どものあそび心理研究所「探索期から道具を使って問題解決する力へ」ジジさんからのコメント紹介

「探索期から道具を使って問題解決する力へ」ジジさんからのコメント紹介

あそびの心理研究所のジジさんからコメントを頂きました↓

「〇くんは、手で金魚を掴まずに、、網で金魚をすくい、容器に入れる作業を繰り返していました。」

「おもちゃもの包丁で、マジックテープの食材を切ります。」

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おもしろい光景ですですね。

網や包丁という道具性に気づいている行為なのか?それとも延滞模倣なのか?

どっちでしょう?

延滞模倣というのは、パパやママがしていた行動を、時間をおいて真似る行為といわれています。

道具の使用は、モノの用途性に気づくことです。

いづれも表象機能が必要とされていますが、延滞模倣の方が先に観察されることが多いようです。

野生のチンパンジーではいずれも観察されていないようですから、ヒトらしさの表れと言うことかも知れません。

ピアジェの指標では6段階の行為のようにも見えますね。

いずれにしても探索活動のレベルは良好に進んでいると思います。

これらの背景に、母親と子どもの「アタッチメントの安定型」があるように感じられますね。

ヴィニコットの言葉に「ひとりの赤ん坊はいない・・」がありますが、2歳半までの子どもの成長は母子の共同作業のような気がします。

最近仕入れたのですが「資源利用可能性と予測可能性」と言う言葉があります。

ハーバード大学で、人類学と心理学をそれぞれに学んだトゥビーとレダ・コスミデス教授ご夫妻によると「どんな動物も、祖先が繰り返し直面した問題を解決するために、進化の過程で形成された情報処理システムを持っている」そうです。

ハエもトンボも、これらの情報処理システムをもって生まれてくるので、ジブンの生息圏で生きていけるということのようです。

では、「ヒトの赤ちゃんはどうなのか?」ここが興味深いところですね。

チューりッヒ大学のヘルッツカー教授によると「ヒトの親指が他の四本の指から離れて進化したことが、多様なモノを把握する能力を獲得し、それがさらに知能を進化させてきた。形態に異なったものを握り、積み上げ、動かす動作を繰り返すことで、子どもは、ヒトの生活はさまざまな形態のあるもので成り立っていることを理解し始めます」とあります。

〇くんの行動を見ていると、なんだかそのままのような気がしますね。

ビョークランドとペレグリーニ(進化発達心理学者)によると、生まれたときの赤ちゃんの能は「白紙である」と言う前提は、現代の世界の心理学者は却下しているそうです。

もし、「資源利用可能性」をもって生まれてきているとしたら・・・・。、

「赤ちゃんがジブンの中にある力を引き出すためには、人的環境と、物的環境は大きいと思います。」

そういうことになります。

リボンクラブの前提「教えないことの大切さ」が、少し輪郭を持ってきました。

「教えてはいけない」ということではなく、まず適切な環境を配慮することが大切だと思いますね。

〇ちゃんも、もうすぐピアジェの6段階に入ると思われます。

ここから、言葉の領域に入っていっていきます。

子どもがしていることに関心を持って、短くコミュニケーションをしていきましょう(子どもが理解しやすいように)。

2才から4才にかけて、語彙が飛躍的に伸びる時代と言われています。

楽しみですね。



最近リボンクラブに入会されたお母さんから

こんなお話をお聞きしました。

「3歳までは「きちんとしなければ…」と思って口うるさく

教えたり、指示したりしていました。それがなかなか

上手くいかず、それ以後、叱らない子育てを心がけて

きました。」

勉強熱心なやさしいお母さんで、子どもさん(年中)

も賢くて可愛らしい男の子です。

自分の好きなことにはとことん集中してやり続ける

根気のある子です。

でもやはり、お母さんが困られているように、

コミニュケーションの難しさ、大人を試すように「これ

やっていい?」と絶対ダメなことを大人の顔色をみな

がらやってみたりします。

お母さんとお話をしていて、この子も赤ちゃんのときに
(危険がない範囲で)

あーでもない、こーでもない と探索をしたり

「これでいいのかな?」と自分で考えるゆとりがあったり

多少の失敗をして、ママにフォローしてもらったり

ママと赤ちゃんの距離間やかかわり方の微調整が

できていればよかったのかなぁと感じます。

赤ちゃんのことをお話しすると「うちはもう手遅れかも」

と落ち込まれるお母さんもいらっしゃいますが、

「そんなことはありません!」

定型発達を知ることは、「うちの子は、この時期のこの体験

が抜けていて、今これをやっているんだなぁ。遅れている

ように見えるけどしばらくは見守っておこう。

遠回りの様にみえるけど、大事なところを抜かして

成長するよりも後々子どものためになるから~」という

ように、長い目で子育てを見れるといいのかなぁと思って

います。1歳代の探索期が抜けている子は、5歳の子でも

子どもが必要とすれば探索期を保証してあげる。

2歳半前後の反抗期が抜けている子は「イヤ」「ダメ」「チガウ」

をたくさん言わせてあげて、ゆっくり考える時間を保証して

あげる・・・というように一度立ち止まって戻ることで、クリアー

できる課題はたくさんあるように思います。

年齢が大きくなっているぶん、対応には時間と労力がかかり

ますが、これは私の経験から感じていることです。


1歳は1歳の大切なこと

2歳は2歳の大切なこと

3歳は3歳の大切なこと、4歳、5歳・・・・

子どもは自分に大事なことを自分の力で獲得する力を

備えていると思います。

小さい子ほど言葉で表現できないから難しいのですが…

大人は子どもの成長を邪魔しないように、援助できると

いいですね。




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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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