TOP子どものあそび心理研究所 まわり道をしながら葛藤を乗り越える子ども達

まわり道をしながら葛藤を乗り越える子ども達

3歳の〇君と2歳の☆ちゃんのリボンクラブでの出来事。

☆ちゃんが遊んでいいたいたいないいないばあ人形を

〇君も欲しくなり「かして」といって力づくで取り上げました。

☆ちゃんはママに抱っこをされて〇君を悲しげに見つめています。

〇君は人形を手にして一瞬満足したものの…「☆ちゃん貸して

いいよって言ってないんしゃない?」と私が問いかけると

しばらく考え込んで「レオさん上にのせて」とその人形をロフト

ベットの上にのせてくれとお願いされました。

私が「☆ちゃんまだ人形で遊びたいんじゃない?」と言うと

〇君は一人で椅子を抱えてきて、人形をロフトベッドの上に

のせ始めました。椅子1つでは届かなそうだったので

二つ目を持ってきてのせようとしますが、上手くいきません。

私も見るに見かねて、下は机の方がいいんじゃない?とアド

バイスしてお手伝いをしました。〇君は何とか人形を

ロフトベッドにのせることができ満足している様子でした。

そして次の行動は、階段からロフトベッドに自分が上り人形

を取ってきました。それから、☆ちゃんにその人形を自分で

手渡しました。

周囲の大人は「え~!!そんなに回りくどいの?!」と驚きです。

とはいっても、〇君が「葛藤」を乗り越えるためには必要な時間

だったのかもしれません。

「人形が欲しい!」という衝動と「人形を返さなければいけな

い?」という葛藤は大きなものだと感じます。

「自我」が育つ時期なので、大人の言いなりにはなりたくないと

いう年齢でもあり、葛藤はさらに大きなもになります。



さて、ここで大人はどういう態度を取った方がいいのか?

考えさせられます。

たぶん、個人の感覚で様々な対応になると思いますが

大きな二つをあげると~

●人に気遣いをするお母さんであれば、おもちゃを取り上げて

  お友達に返す。

●子どもの意思を尊重するお母さんであれば、黙ってみている。

(又は、全く子どもの方をみていないお母さん。このパターンも
多いかもしれませんが、これは論外にします。)

私なんかは、我子が取られたときには、黙ってみておけるけど

我子が取ったときには、いたたまれずに取り返して返す親でした。

一見、良い母親にみえますよね。

でも今振り返ると反省する点が多々あります…。

私の本音のところは、人から悪い親に見られたくないという自己

中心的な考えと、一方で泣いているお友達が可哀そうだという

良心的な気持ちもありました。

本音が悪いわけでも、良心的な気持ちが悪いわけでもなく、我子に

対して、〇君のように考える時間を与えていなかったことを反省

しています。

大人は事実を前にして結果どうするかを考えがちですが、

子どもにとってみれば、自分の気持ちをどう整理して、どう行動を

すればいいのか?お友達の気持ちを考えたり、お母さんはどうして

欲しいのかを考えたり…様々なことを考え、悩み、葛藤する時間が

必要ではないかと思います。

ジョン・ボウルビイは「葛藤は不健康なものではない。全く

その反対です。葛藤は、誰にとっても正常な状況です。
」と

言っています。



幼い子ども達が「葛藤」を乗り越えるためには「罰や

恐怖心」ではなく、親から「安心と愛情」を注いでもらうことが

大切なことだ
とボウルビイは言ってます。

私も同感です。


〇君の葛藤する様子から、私達大人はたくさん学ぶことが

できます。

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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