TOP子どものあそび心理研究所「いやいや脳」と「おりこう脳」

「いやいや脳」と「おりこう脳」

大河原先生の「いやいや脳」と「おりこう脳」について

具体的な例をあげてみます。

おひさまクラブの3年生の〇君は、学校ではとてもしっかり者で

おりこうさん。もちろん、先生から注意を受けるということなんて

ないだろうと思われます。

小さい頃、マンションではご近所の関係で、動き回りたい時期に

かなり制限して生活をされていたので、〇君はとてもイライラ

した感じでした。そういう事情もあり、幼稚園では元気に外で遊べ

るところを選ばれたのですが、逆に元気に体を動かすことに

こだわりが強く、プラス躾や自立にとても厳しく、〇君にとっては

ここでもストレスが多くかかっているようでした。

大まかにですが、そういう背景の中で育った〇君は、場や人を

見極め「おりこう脳」で頑張らないといけない事情がありました。

幼児期の〇君はあそびのアトリエに来たときは、もちろん落ち

着いて遊べるときもありますが「おりこう脳」と「いやいや脳」の

コントロールが上手くいかず、1つの遊びに執着したり、おもちゃ

を散らかしたり、投げたり、悪態をついたりしていました。

学童期になると、自分が出したものも「やっていない」と言い張

って片づけなかったり、ゴミをわざと散らしたりしていました。

私もどうしたものかと心配をしつつ、心の中で「学校のように

おりこうさんにしてくれたらいいのにな~」と思ったことも…

もちろん〇君に対しては「ダメなものはダメ」ときっぱりと言い

ぶつかったことも何度もありました。

反面、〇君は繊細で、集中力もあり、記憶力よく、お友達にも

気遣いのできるとても良い子です。そういう子がなぜに…と

心の片隅にいつも「?」を抱えていました。

そうやって「?」を抱えていると、本を読んだり、何かの折に

「?」が頭をよぎり「こういうことなのかな?」と仮説を立て

次に会うときに気持ちを切り替えて〇君と接してみることを繰り

返していました。

そうこうしながら、モヤモヤしているうちに、〇君自身が成長を

したのか?私自身が変ったのか?両者の関係性なのか?

いい方向に変化してきています。



小さな出来事ですが、先日公園に遊びに行ったときに、おやつの

ハイチュウのゴミを誰が持って帰るかということになり、〇君から

「このおみくじ(自分が持っているストラップのおみくじ)で

「凶」が出た人が持って帰ることにしよう」と提案。そして

皆の合意のもと、おみくじを引くと…なんと〇君が「凶」を引き

当ててしまいました。〇君は「あ~」と残念そうにしながらも

ゴミを自分のポケットに入れて、帰りに立ち寄ったお店でゴミ箱

を見つけてきちんと捨てていました。


ゴミをゴミ箱に捨てることは当たり前のことなのですが、〇君が

自分の意思できちんとゴミを捨てれたことに、私は大大感動!!

以前ならば「レオ捨てといて~」とか、コッソリその辺に捨てる

とかいう感じだったのです

もちろん私が強く注意をすればいやいややっていました。

でも、そこには自分の意思はなく、言われたからやってやった

という思いしかないようにみえました。

私も試行錯誤しながら、ダメなものはダメで強制的に片付け

させることもやりましたが、最近は一歩引いて「〇君は片付け

たくないんだね・・・だったら特別に今日だけはレオさんがやっ

てあげる。次は〇君がやってね。」という対応をしていました。

そういう対応をしているうちに、いつの間にか散らかることが

少なくなり、片付けも自分で判断してできるようになってき

ました。(これは〇君だけのことではありませんが…)

もちろん、緊張感の少ないところなので、片付け残しは

多々ありますが、以前よりもいい感じです。


「いやいや脳」と「おりこう脳」のコントロールが上手く

できるようになるためには、とても時間がかかるようです。

そして、大人の指示や命令が多くなりすぎると、年齢が

きたからといっても自律してコントロールがでません。

「いやいや脳」と「おりこう脳」のコントロールは、幼児期に

安心・安全の中でゆっくりと育てることが何よりも大切だと

感じています。

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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