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子どもの「いや」はなぜ起こる?

以前、あそびの心理研究所の学習会で大河原美以さん(東京

学芸大学教授・臨床心理士)の「感情制御の発達と母子の愛着

システム不全」という資料をジジさんから頂き、とても興味深くて

何度も読み返していました。そのお陰で、大河原先生の本が目に

とまり、直ぐに購入!!↓

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内容は、感情についてとても分かりやすく書かれています。



脳の三層構造「脳幹部」「辺縁系」「皮質」。

感情と記憶、身体を司っている辺縁系と脳幹部は、命を守る

ために機能している本能的な賢さをもつ脳みそ部分です。

実は「いや」の元になっている「いやな気持ち」はここからでき

ています。本書では、この部分を〈いやいや脳〉と呼びたいと

思います。ここは「命を守るために機能している本能的な賢さ」

を担っている部分ということを、しっかり覚えておいて下さいね。

ことばによってママ・パパの言うことを理解して、言うことを聞こ

うと思う脳みそは、皮質の前頭前野の部分にあたります。

この部分を〈おりこう脳〉と呼ぶことにしましょう。

人間の脳は、生まれたときは命と身体を守るための機能を

もっている〈いやいや脳〉の部分しか機能しておらず、成長発達に

伴って〈おりこう脳〉が機能するようになっていくわけです。

〈おりこう脳〉は、20年かかって完成するのです。だから、成人式

は20歳なのですね。「魔の2歳児」は、まだまだ脳みそが未完成

の状態なので、あたかも動物のように「いいや」のコントロール

は不能なのです。

がまんする力というのは、〈いやいや脳〉と〈おりこう脳〉との間

で情報はやりとりされて、その折り合いをつけることができる

ようになることで育ちます。

がまんする力の脳の機能を健全に育てていくために、乳幼児期に

必要なこと、それは子どもが不快になったときに、子どもに

「安心・安全」
を与えることができるという関係性です。

〈いやいや脳〉から出てくる不快な身体感覚や感情は、命を守っ

てもらうためサインとして生じるものです。それを養育者がキャッ

チして、保護し、欲求が満たされ、安心・安全に包まれると、不快

は制御されるのです。これが、がまんする力が育っていくための

基盤になります。

心理学の療育では「愛着の関係性」と言われています。

(本文より抜粋)




この本は、大事な部分だけ専門的に分かり易く書かれていて

大部分はQ&Aの方式でママの悩みと共感する部分が多く

とても読みやすいです。



あそびのアトリエでも子どもの「いや」は大切に考え、丁寧に

お付き合いをしています。

改めて、子どもの「いや」には命を守るシステムがあるという

言葉が胸に刺さりました。

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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