TOP子どものあそび心理研究所ジム・スダム著「子共の脳は5歳までに準備しないさい」(その2)

ジム・スダム著「子共の脳は5歳までに準備しないさい」(その2)

本の一部を抜粋してご紹介します。第1部の「脳ってどう

育つ?」では、下記のように記されています。

●子どもの脳は「決まった順序」に従って発達します。
●子どもの脳は同時に4つの方向に、ダイナミックに発達します。後ろから前、内側から外側、底部から頭頂部、右から左の4方向です。脳はおもに、脳幹、辺縁系、大脳新皮質の3つの領域からできています。脳の構造や機能について学んだり考えたりする際に、忘れてはいけない重要な原則があります。発達し、結合のできる時期が早い構造ほど「変化に抵抗する」ということです。
●生まれた最初の年には「絆の形成」が決定的に重要な意味を持ちます。脳の感情中枢が生後早期に発達するからです。(略)いまや科学的に証明されていることですが、幼児が「安心」と「愛情」をどの程度感じられているかが、その後の他の脳領域の発達に直接の影響を与える可能性があります。
●脳幹→呼吸や心拍、体温調節といった基本的な生命維持機能を制御しています。
辺縁系→入ってくる情報を処理して感情的な重要度に応じてラベルをつけたり、記憶の保管や取り出しの機能を担っています。
大脳皮質→注意を払ったり、感情を上手く処理したり、記憶の形成や取り出しをしたり、合理的な決定を下したり、行動を実行に移したりするのを助けます。
これらの脳領域のうち「脳幹」と「辺縁系」は、生後5年でほぼ完全にできあがります。したがって5歳までの時期が重要なのです。早く発達する部分は後で変えようとしても抵抗を示すことがおわかりいただけたなら、脳について学ぶことが、一人ひとりの子どもに向き合う、愛情深く質の良い保育の提供に役立つとわかっていただけると思います。大脳皮質に蓄えらえるような情報を子どもに分け与えるだけでいいのなら、親の役割も保育士や教師の仕事も比較的楽なのかもしれません。大脳皮質は遅く発達する構造ですからゆったりと構えて大丈夫です。けれども、辺縁系にあたる感情中枢や記憶能力に影響を与えたいと思うなら、そうはいきません。働きかけは早ければ早いほどいいのです。
●脳幹、辺縁系、大脳皮質の他にも育児において知っておくと役立つのが「脳梁」「小脳」、それに「辺縁系」に含まれる4つの部位は「偏桃体」「海馬」「視床」「視床下部」です。
脳梁→右と左の半球をつないでいる神経線維の帯です。半球の情報が行ったり来たりできるのはこの帯があるおかげです。
小脳→学習されて自動的に行われるようになった多くの機能が保管されています。体のバランスをとる、自転車にのる等。
偏桃体→脳の警報装置です。常に周囲を監視し、脅威に迫られると、闘うか、逃げるか、じっと立ちすくむかを決めなければなりません。生き残ることがすべてに優先されるからです。
「海馬」→新しい記憶の貯蔵に欠かせません。子どもの関心を搔き立てた情報は記憶に残ります。この場合の情報とは、子どもの五感で体験されたもののことで、体験の印象を強める鍵は「繰り返し」にあります。
「視床」→脳に入ってくるほとんどの入力情報の一時処理装置として働きます。常に外部環境を監視しています。
「視床下部」→体の内部環境を常に監視し、入ってくる情報に対して対処しています。


脳は「育てるもの」ではなく「育つ」ものなんですね。

「育てるもの」だと勘違いをしてしまうとかなり違った対応に

なってしまいます。どちらの情報を選択して子育てをするか

で、将来の子どもの人格にも大きく影響をするのではない

でしょうか?

経験を積んだ保育士や教師といえども。学習を積んで

いかないと科学的な情報に関してまだまだ知らないこと

ばかりのようです。

子どもにかかわる大人は、常に学ぶ姿勢をもっていたい

ものです。もちろん私自身もです!

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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