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自己中心性から脱・自己中心性へ

下記はジジさんからのコメントです。

学童期の子どもたちの日常と接することがないので、今の子どもたちが、どのような状況で生活しているのか?分からないのですが、ジジでさえそうですから、普通の大人の人は、これらの子どもたちの状況をもっと知らないかもしれませんね。

「先生と親しか知らない子どもたちが増えている」

この警鐘は、長年「閉じこもり青年たち」に関わってきた方の感想です。

かっては、隣近所のおじさんやおばさん、各種商店の人々、身近なところで働いている職人など、子どもの周辺にざまざまな大人がいました。中には、子ども心に「あんな大人にだけはなりたくない」と思える大人もいました。

今考えると、不思議とそういう大人が懐かしく思い出されるのですが、さまざまな関係の中で、意識としてではなく、経験として学んでいたのかも知れません。

時代が変わると、背景も変わってくるので、「昔のことを言ってもしかたない」のですが、今の子どもたち(学童期)が、ジブンの行動に対して年齢相応の責任を負うことを学んでいないとしたら、憂慮すべきことだと思います。

乳幼児期の子どもたちにおいては、「経験すること」で良いと思いますが、学童期では「経験したことを思い出すこと」も必要だと思いますね。切符を買う時に戸惑ったこと、電車で降りるところをレオさんが間違ったとき、どんなことを感じたか?美術館では何が面白いと感じたか?あんまりおもしろくないと感じたことはどんなことか?いろいろあると思うのですが・・・。低学年では誰かに聞いてもらうことや絵で表現すること、小学生の5.6年くらいになると、書き言葉で表すことができれば、良い経験になるような気がします。

簡単に言うと「メタ認知力」を付けることですが、メタ認知力をつける前提は経験することです。経験がないところには反省することが生まれないからです。

「言われたことをイヤイヤする」のではなく、「イヤだけれどしかたがないか・・・」と課題に取り組むこと、これは幼児期の最終段階で身につけることができます。

「イヤだけれどしかたがないか、でもこれがオワッタらあそんでいい・・・」
発達の軌道にのっている子どもであれば、5~6歳をすぎるとこの領域に入ります。

そのためには2才から4才の、子どもの自己中心的な活動を保障することが必要です。ここでいう自己中心的な活動とは、ワガママなこととは真逆のことで、「ジブンでスル」という意欲に対して、子どもの失敗を認めながら、できる範囲で経験させることだと思います。ワガママな子どもは、こうした経験をできなかった子どもに起こりがちのように思います。良い子の振る舞いをする子どもも、ワガママな振る舞いをする子どもも、ジブンの本来の活動が阻止された子どもだと思うのです。

これらの自己中心的な意欲を引き出す条件が、6か月からおおよそ2歳までの
アタッチメントと探索活動でしょう。不思議なことにこの月年齢でワガママな活動をする子と親が悩むことはないようですね。

そして、それ以前の「仰向けの時代(0~6か月)」では、母親との親密な交信があるのでしょう。


子どもの2才から6歳の年代に見られる「自己中心的な活動」について、もう少し話してみます。

子どもの「自己中心性」を発見したのは、発達心理学者のピアジェです。ピアジェは、子どもの概念が、大人の概念と違っていることに気づきました。例えば、花とチューリップという言葉があるとして、「花」は普通名詞で「チューリップ」は固有名詞ですから、「花」はチュ-リップやバラやスイセンなどを
総合する言葉として使いますが、子どもは、「花」「チューりップ」「バラ」
「スイセン」の言葉を並列的に使うということです。子どもにとっては「バラ」も「花」も同じ意味を持っていることになります。

ピアジェの「自己中心性」は、さまざまな現象を経験的に捕えていて、科学的(客観的)に捕えられない段階ということです。これが幼児期の考え方の特徴で、7歳くらいから「脱・自己中心性」の段階に移行していくと考えたようです。

ですから、5~6歳の子どもでも「ジブンのオモイドウリにナラナイ」ときは、「ママがワルイ」と言いがかりを付けてくるでしょう。これは一般的に言われる「ワガママ」とは違いますよ。

脱・自己中心性の段階に入っていくと、「オモイドウリにナラナイ」ことの原因にジブンの行動があったことに気付けるようになってきます。ジブン自身の行動を客観的に見られるようになったということです。これがメタ認知です。

子どもは、「父親や母親の行動を鏡にして育つ」と言われています。厳しいようですが、リボンクラブに預けていたら育ててもらえる訳ではありません。まして、塾に行ったから学校に行ったから育ててもらえるわけではないでしょう。「知識」は教えてもらうことはできても、「考え方」を教えてもらうことはできません。

「考え方」はジブンで学んでいくしかないようです。

フレーベルの言葉に「子どもに、生きようではないか」という言葉があります。
私たち大人も、子どもとともに「考え方」を学び直しても良い時代に来ているようにも思いますね。




私が言いたいことを理論的に言語化して下さって

ありがとうございます。

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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