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親の気持ちと子どもの気持ちの食い違い

年中さんから5年間あそびのアトリエに通って来てくれた

双子の〇ちゃんと☆ちゃんがパパの仕事の都合で3月に

関東地域に引っ越しをされました。


双子ちゃんといえども2人の性格は全く違っていて

物に対する見方や感じ方アプローチの仕方も違い

同じ環境で育ったのにこうも違うのかと驚かされます。


身体も小さく発達にも遅れがあった☆ちゃんは

小学生になっても「なんで?」という質問が多く

物と物との関係をつなげる力や想像力の弱さがあり

ました。

ママは、IQは大きくなっても変わらないから知的な障害

がある子だとと認識されていて、身心両面からサポート

をするために、病院関係にも熱心に通われていました。

☆ちゃんは、ゆっくりではありますが、わかりたいという意欲

もあり、丁寧に説明をすると☆ちゃんなりに理解をします。

算数や国語は支援学級で丁寧にサポートしてもらったこと

も良かったのだと思います。同じ学年の子ども達よりも

弱い部分を抱えつつも学習面では理解が進んでいるそう

です。(担任の先生が言われていました。)

引っ越しをされる前にやった交換日記では、私の指の火傷

を気遣ってくれたり、学校の理科で習った白血球や赤血球

の話を書いてくれたり、学習発表会での発表のことを詳しく

書いてくれたり・・・本当にいろんな文章表現ができるように

なっていたのには驚きました。

家ではかなりの反抗が続いていて、ママの指示に従わないし

不平不満を口に出して大騒ぎをしているとのことでした。

転校した学校も頑張って通い、コーラス部に入ってはりきって

練習をしているそうです。たくましく育っています。


一方で〇ちゃんの方は、☆ちゃんよりもIQも高く学習面では

心配もなく、頑張り屋さんで、学校では優等生でした。

しかし、感情面での問題が大きくなってきたのが3年生頃

から。だんだんと学校に行きたがらなくなり、ママとの

攻防戦が続いていました。

ママは病院やカウンセラーや理学療法士や作業療法士等

の専門家の方々の意見を聞きながら子育てをされていました。

しかしながら〇ちゃんの心は一向に回復しないままでした。

〇ちゃんとも引っ越しの前の数か月間、交換日記をしましたが

自分が学校に行きたくても行けなかったことに対しての怒りの

言葉がよく書かれていました。

頑張りたいけど頑張れない苦しい中でも、自分の力で頑張れ

たことを嬉しそうに書いてくれることもありました。

そんな〇ちゃんは不安が大きくママと離れる時はまるで1~2

歳児のように泣き叫び暴れまわります。体が大きくなっている

ので周囲はびっくりします。

私も2~3度そのような状況に出くわしたことがありますが

大きな赤ちゃんのように泣き叫び感情のコントロールは一見

効かないようにみえますが、私に対しての蹴りやひっかきは

加減しているのはわかったので、私は全く動じることは

ありませんでした。

〇ちゃんと交換日記をするようになって分かったこと

ですが、〇ちゃんは良いことがあったことをとても嬉し

そうに書いてくれる一方で、ママからはその逆で悪い

報告ばかりした。

私ができることは〇ちゃんの気持ちをできる限り

ママに伝え、2人の食い違いを調整できればと思いまし

たが、やはりたくさんの専門家がかかわられているぶん

ママに理解してもらうのは難しいことでした。



親子のコミニュケーションの難しさを感じています。

☆ちゃんと〇ちゃんは6歳から来ているのでそれ以前に

かかわることができたなら・・・何ができたのだろう?と

考えます。

言葉にできないコミニュケーションがいかに大切かを

痛感します。親子だから、一緒にいる時間が長いから

理解できるというものではないようです。

双子の未熟児で生まれ、実家も遠く、パパの仕事も

忙しく、生か死かの状況の中で必死に子育てをされて

きたママには本当に頭が下がります。

一方で、乳幼児期にスキンシップ、非言語でのコミニュ

ケーション、イヤイヤ期、だだこね期、反抗期などの発達

の節目どころではなく育った2人に今からでも何ができる

ことはないのか・・・と考えます。

引越しをされたので、手紙を書くくらいしかできませんが…


虹色教室の奈緒美先生がブログに「親のメタ認知力をつける

ことが大切だ」と書かれていました。同感です。

親の立場から、子どもの立場から、長所や短所等、少し離れ

たところから俯瞰してみる力は、子育てにはとても大切な

ことだと思います。


親であろうと、子どもであろうと、老人であろうと、若者で

あろうと、男性であろうと、女性であろうと…ぞれぞれの

立場で見方や考え方は違って当たり前です。

違いを受け止めること、自分はどう感じるのか、それに

どの立場でどのように対処していくのか?

めんどくさくて、ややこしいことばかりですが、その問題

と向かい合い、考えることで何らかの答えをみつける

ことができるのだと思います。

親子の食い違いは、まずは違いを認めることからかも

しれません。

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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Comments
2016/06/14
from レオ
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はぴさんへ

大変なことや辛いことを共感できる関係って本当に大事ですよね。
共感してもらえるから頑張れることもありますから・・・
いつもあたたかなコメントありがとうございます。
返信遅くなってごめんなさい。
2016/05/18
from はぴ
#- URL
お引越しされたんですね。交換日記のこと、学校に行きたくないことなど、先生のブログを見て、時々、どうされているかなと気になっていました。

娘も予想外に早く生まれ、未熟児で入院、実家も遠いし、両親ともに働いていて、パパの帰宅も遅く、引っ越したばかりで、周囲に友達もおらず、赤ちゃんのころは、泣いてばかりの娘と一緒に、私も泣きそうに何度もなりました。

そのころを思い出しました。
ママの気持ちが、なんとなくわかります。

新しい土地でも、いい出会いやご縁がありますよう、お祈りしてます。

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