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空想の世界と現実世界を行き来する子ども達

リボンクラブの☆君のママからこんなメールを

頂きました。

日常での親の見方やかかわり方って大事なぁ~と

感じるステキな内容だったのでご紹介します。

昨日の帰り道(リボンクラブから)、おやつのゼリーを食べている時に、ゼリーについているオブラートが溶けることが気になっていて、じゃあ、他に水に溶けそうな紙は何かあるかな?という話題になりました。電車の中で、二人でトイレットペーパーは?ティッシュは?などあれこれ考えて、自宅に帰ったら実験してみようね、という話になりました。電車ではそのあと寝てしまい、駅から自宅までも起きたけど、ぐずぐず言っていたのですが、帰り着いたとたん、しゃきっとして、「お母さん!実験するよ!」と言いだしたので、笑ってしまいました。紙をいろいろ千切って、コップの水に入れて様子を見るだけの簡単実験ですが、こどもの興味にフィットしていると、こんなにも楽しそうにのってくるのかと、驚きました。
ここのところ、遊びがスターウォーズばかりで、他の遊びに誘ってもぜんぜんのってこなかったのですが、こちらが、こどもの興味にフィットするものを見つけて遊びに誘うことの大切さが、実感できる出来事でした。



ママの言われる通り、リボンクラブでもスターウォーズの

世界一色の☆君(4才)。ライフセーバーを持って戦いたい

反面、荒々しくは怖くてできず、不安があるとママにくっ付

いて甘えています。

子どもの空想の世界を大切にすることも大事なこと

ですが、大人が注意しなければいけないことは

現実の世界に不安や恐怖があるときほど、子どもは

空想の世界に執着し、その世界だけにこもってしまう

ことがあるようです。

そんなときには、無理に現実世界に引っ張り出さずに

安心できる空間づくりを心掛け、子どもの興味に合わせ

つつも、ときどき現実の世界の話題を入れながら遊びを

発展させたり、会話をしたりすることが大切だと思ってい

ます。

もちろん、不安の強い子はなかなか現実の世界を受け入

れず、大人を仲間に引き込もうとします。

その場合は、大人はまずは仲間になって(男の子の場合

自分は王様又はヒーロー的な役割、大人は家来又は悪者

です)

大人は役をこなしながら、子どもがワクワクしたりドキドキ

したり面白がったりすることを大切にコミニュケーションし

なおかつ現実の世界とリンクして思考することができる

ようにすることが大切だと思っています。

ファンタジーや絵本の世界にはそんなお話たくさんあり

ますよね。

例えば「かいじゅうたちのいるところ」を思い出します・・・

絵本の内容はとてもシンプルで、いたずらをしたマックス

がママに叱られて、空想の世界に入っていき、かいじゅう

達の王様になります。最後は、なんだかママが恋しくなって

空想の世界から現実世界に帰り、現実世界ではママの

ご飯が温かく迎えてくれるというお話です。

子どもが、空想の世界と現実の世界を見事に行き来して

いる様子がとてもステキなお話です。

もしも、ママのご飯がなかったらどうなるんだろう?と想像

してみてはどうでしょうか?マックスは空想の世界から現実

世界にスムーズに帰れたかなぁ?と想像してしまいます。

イタズラをして怒られるという葛藤を乗り越えるための

中間に空想の世界があり、そこから帰ってくるためには、

現実世界には大好きな人がいたり、美味しいご飯が

あったりという空想と現実をつなぐものはとても大切では

ないかと思っています。

子ども達の日常は案外マックスのように、空想と現実の

世界を行き来しつつ成長しているのではないでしょうか?

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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Comments
2016/02/04
from レオ
#- URL
ジジさんへ

モーリスセンダックはそんな生い立ちがあったんですね・・・知りませんでした。
自分の生い立ちの中から生まれる作品だから説得力があり共感するのかもしれません。
「空想」と「現実」という視点を意識的に持つことで、より子ども達の心に近づけたようにも感じるし、かかわり方が少し違ってきたように思います。ウィニコットの本はとても素晴らしいです!
2016/02/02
from ジジより
#- URL
「コップの水に入れて様子を見るだけの簡単実験ですが、子どもの興味にフィットしているこ、こんなにも楽しそうに乗ってくるのかと驚きました」

いい感じですね。

子どもと遊ぶとき、ジジはときどきグリーンスパンの言葉を思い出すようにしています。

子どもが周辺と関わりを持ち、

コミュニケーション能力を伸ばし、

思考力をつけていくために家族にできること。

でしたね。

子どもが周辺と関わりを持ち、というのは視覚や触覚などの感覚から情報を入れということでしょうね。

「こんなにも楽しそうに乗ってくるのか」という言葉から、楽しそうなコミュニケーションがなされたことが予想されます。

「思考力をつけていく」というと難しそうですが「ツジツマの合った話ができるようになること」でいいと思います。

4歳ということですから、考えて話そうとすると「あのね、あのね」となる時期です。ゆっくり耳を傾けてくれると、話しやすくなると思いますね。


ところで、「かいじゅうたちのいるところ」を書いた、モーリス・センダックはユダヤ人の家庭で、躾や習慣が厳しかったそうです。

特に口うるさいおばさんが苦手だったようです。

センダックは絵本画家になってから、そのおばさんを怪獣にしたようです。子どものころのモヤモヤが晴れて、やっとおばさんを許すことができたのかも知れませんね。

シュタイナーの本に「7歳までは夢の中」という本がありました。

子どもたちは空想と現実の中を行きつ戻りつしているのかも知れません。

そのときに大切なことは、できれば現実から材料を持ってくることのように思います。

時には絵本やファンタジーの本を読んで、空想の世界を楽しむことも心の栄養になるかも知れません。

例えばセンダックの絵本は、空想するところが多いように思いますが、真実のようなものがあります。

それが、最後のシーンの温かいごはんかも知れません。


「現実」と「真実」どちらも大切なのでしょうね。




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