TOP子どものあそび心理研究所「感情の発達」について

「感情の発達」について

感情のコントロールは大人も子どももとても難しい課題だなぁ

と思っています。人の「感情」はとても複雑で、理屈や知識では

理解できないことも多々あります。

「感情的に怒ってしまう」とか

「なぜ悲しいのかわからない」とか

いろんな場合があるのではないでしょうか?


グリーンスパン(精神医学、行動科学、小児科部門の臨床教授)

の著書「こころの病の発達論的アプローチ」という興味深い本に

出会いました。

その中で「感情」について詳しく書いてあり

タイトルには「こころの病」と題してありますが「こころの病」を

予防するためにも子どもと関わる大人は知っておいた方いいと

思います。

まずは「感情も発達する」という視点を持つことです

「身体の発達」や「知能の発達」
は目に見えてわかり易いのですが

「感情の発達」と言われても今一つピンとこないかもしれません。

しかし、感情は生後すぐから親とのかかわりの中で発達していて

お腹すいた(不快)→オッパイをもらう(快)からはじまって

生後1年の間にも様々な感情が芽生えています。

本の中に「感情の発達を支える環境とは」

〇年齢に関わらず、個人の抱える個別的にニーズに合わせて柔軟に変化しうる環境。

〇温かみと楽しさがあり、互いに尊重し合いながら、より親密になれる機会を与えてくれる環境。

〇日常で出会う様々な感情を、掘り下げ、経験し、理解しながら、その感情とコミニュケートできる環境。

〇感情につながったイメージを形にする能力や、感情の言語的表現を、創造的かつ理論的に育んでくれる環境。


と書いてあります。

具体的には、ママがあかちゃんに話しかけたり

あかちゃんが不快なときに調整をしてあげたり

あかちャんの笑顔にニッコリ微笑み返したり

感情の発達を支える環境とは、日常の人とのかかわり

の小さな積み重ねの中で育まれていきます。

しかし、ママが不安の中で子育てをしていたり、赤ちゃん

が静かだからといって放っておかれたり、ママとのコミニュ

ケーションが上手くいかない場合は「感情」が上手く発達

しなくなるのだそうです。

「精神的に問題をかかえている人は、自分はなぜ怒っている

のか、なぜ困惑しているのか、なぜ怖がっているのか、不安

なのか、衝動的なのか…と自己理解できる手助けが必要です。」


        「こころの病の発達論的アプローチ」より抜粋

このような感情のもつれは、子どもの内側で四六時中

起こっていて、そこでの大人の対応はとても重要ではないかと

感じています。


子どもと心の通じる会話をすることが大切なのですが、大人主導

になると子どもは思考は停止し、従順に従うか反抗するかのどち

らかになります。

出来るだけ何でも言える雰囲気を大切にしながら、子どもの興味

があるものに寄り添った対応が大切だと思っています。

例えば

●一方通行でおしゃべりをする6年生の☆君とは

 ☆君のお気に入りのマンガ本を借してもらい同じ世界を

 共有することで接点のある会話がかなり増えました。

●不安が強く自分の気持ちを表現できない4年生の

 〇ちゃんは、私の誘いに対して「そんなふうに言われると

 なんかいやだなぁ~」と言えるようになりました。

●聴覚が敏感な2年生の◇君は「そんなに大きな声で

 いわんで!」と何が嫌なのかを言えるようになりました。



心が解放されない中で自分の感情を素直に表現する

ことは難しいことです。遊びは心を開放してくれます。

「感情の発達」については、「あそび」と並行して考えて

いく大きなテーマだと思っています。


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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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