TOP子どものあそび心理研究所「乳幼児のこころ」より~偽りの自己~

「乳幼児のこころ」より~偽りの自己~

以前からあそびの心理研究所でも学習していた

「偽りの自己」について遠藤先生が方が書かれている本

「乳幼児のこころ」の中にわかり易く説明をされていたので

ご紹介します。

精神科医のレインという人が、著書「自己と他者」の中で

こうしたケースの危険性に対して警鐘を鳴らしています。

彼は学校が終わって校門から出てきた小さな子どもを

待っていた母親が出迎、そのうちどれが子どもの心の

発達という点から見て最も危険であるかを読者に問かけて

います。

①母子両者が一目散に駆け寄り微笑ましく抱きつく関係

残りの3つは子どもが母親にあまり近づきたくない素振りを

見せている関係性なっています。そして3つとも「あなたは

私のことが好きでないの」と子どもに対して聞き、子どもは

「うん」と答えます。

②「そうなの、わかったわ。とにかく帰りましょう」と言って
帰る。


③母親がそれに腹を立ててしまい「生意気言うんじゃない」と
 言って子どもをぶってしまう。


④母親が「あなたはお母さんのこと好きなはずよね、お母さんは
 わかっているわ」と言って、きつく抱きしめ、何事もなかったの
 ように帰る。


(略)レインは最後の④のケースこそが問題だと言うのです。

なぜならば、そこでは、ほかならぬ子どもの自己、すなわち

母親に対する嫌だと言う気持ち、母親に何か言いたい、わか

ってもらいたいという気持ちが、まるで煙に巻かれるかのように

いつの間にか何もなかったことにされてしまい、しまいに母親の

「あなたはお母さんのことが一番好き」という思い込みあるいは

願望をまんまと引き受けさせられてしまっているからだというの

です。

(略)「偽りの自己」を引き受けられるような子どもは、少なく

とも乳幼児期や児童期においては、いわゆる「いい子」として

多くの人の目に映っているのかもしれません。そしてまた養育

者もその自分の思い通りに「いい子」に育ってくれているわが

子をみて「いい親」としての自分を疑うことはあまりないのでしょう。

ここに1つ落とし穴があるわけで、少なくとも、私たちは、乳幼

児期のこのいまにおいていいことが、必ずしもその後の子ども

の発達においてもずっといいままであるとは限らないという

ことを頭の片隅においておくといいのかもしれません。



あそびのアトリエにくる子ども達が、元気でイキイキして

いるのは「真の自己」を出せているからなのでしょう。

時々、お母さんの顔色を伺いながら遊ぶ子をみると

手がかからずに大人は楽なのですが・・・

「どうしたものかなぁ〜?」と心がザワザワしていたのは

そういう意味だったのかと改めて考えさせられました。


では「真の自己」とは何か?「乳幼児のこころ」を参考に

しながら、次回考えてみたいと思います。

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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