TOP子どものあそび心理研究所「アタッチメント」とは・・・

「アタッチメント」とは・・・

怖くて不安で、ギャーと泣いたらくっ付いてもらえた。

それが同じ人から何千回、何万回とくっついてもらえたと

したら、もう素朴にその人のことを信頼するでしょう。

愛されているということに相当する感覚を赤ちゃんの頃

から身につけることができる。

ですからアタッチメント経験は、他者や自分に対する信頼

の根幹につながっていくものです。人が社会的な生を営む

ためには、他者を信頼し自分も信頼するということが

絶対的な条件ですから、社会性の基本も元をたどれば

アタッチメントに行きつく。

くっつくという行動から、アタッチメントはベッタリと依存する

ことのようにイメージされがちですが、じつは全く逆で、

確実にくっ付くことができた経験が積み重なると

何かあったときにはそこに帰ればいいという見通しが

でき、そうすると子どもは大胆にいろんなことができる

ようになるようです。

一人でいられること、一人で何かできる自律性は、

アタッチメント経験の豊富な蓄積があって初めて

得られるものなのです。


アタッチメントを4つの型にわけると

Aタイプー回避型

Bタイプー安定型

Cタイプーアンビバレント型

Dタイプー無秩序・無方向型

があるそうです。

安定型と言われるBタイプはアタッチメントが上手く

機能していて、他のACDは上手く機能していない。

アタッチメント経験不足になると人生の可能性を

狭めるばかりではなく、最近ではさらに研究が進み

アタッチメントが行動抑制システムであるとともに

神経生理学的な制御システムでもあるといわれる

ようになってきました。

恐怖や不安、怒りといった情動は緊急状態です。

そこから逃げたり、相手と戦ったりという次の身体状態

を瞬時にからだのなかにつくる働きをするわけです。

そうすると自律神経や、心臓をはじめとする血管系、

内臓系は、ホメオスタシスという恒常性を一時的に崩し

て緊急状態をつくることになります。

その緊急状態を効率的に平常な状態へと引き戻すのが、

アタッチメントの機能であるということもできるわけです。

脳の視床下部や脳下垂体、副腎皮質といった、

頭文字をとって「HPA」と呼ばれるような部位で

要するに人間のストレス制御の中核システムです。

これが上手く育っていないと、ちょっとしてことですぐ過敏

に反応してしまい、たとえばすこしくすぐられても、それが

耐えられない苦痛に感じたりするようになってしまいます。

また、体内時計ともいわれている「概日リズム」にも関係して

いて、いつ眠くなってお腹が空いて活動的になるのかといった

生活リズムが崩れそのために集団活動に適応できないという

ことも生じてきます。

今までそうしたことは反抗的だとか人嫌いだとか

心理的な原因で考えられがちでしたが、じつは身体的

な原因を考える必要があり、そういうところにも

やはりアタッチメントが深くかかわってきます。

アタッチメントは当たり前のことではありますが

「からだ」や「こころ」に大きな影響を与えているのです。


講演内容を思い起こしながら、遠藤先生の著書から

抜粋して書き出してみました。

最後のまとめとしてジジさんからのコメントを

紹介します。

「子どもの気持ちや態度に敏感であること・・・。

そして、子どもに介入しすぎないこと・・・、

環境を構造化してゆくこと・・・、 」


遠藤先生のお話を具体的に実践していくには

簡単なようで、本当に難しいことだと思っています。

敏感すぎて子どもに介入し過ぎたり・・・

子どもが探索できる環境とはどうあるべきなのか?

それぞれの解釈でかなり違ってくるだろうと思われ

ます。

「さあ!今日から安定型のアタッチメントに!!」と

簡単に切り替えることができるようなものではないから

です。

学んだことをどう実践していくか?まずは講演会に参加

されたみなさまと今後も交流しながら、少しずつ前進して

行くことが何よりも大切だと感じています。

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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Comments
2015/12/03
from レオ
#- URL
だるまさんへ

奈緒美先生の勉強会、遠藤先生の講演会参加して頂きありがとうございました。
一緒に勉強できて良かったです!
子どもと一緒に成長できるって素晴らしいことですねv-238
2015/11/26
from だるまさん
#y/nPb..s URL
帯山のリボンクラブでお世話になってます。
長男が年長で長女が1歳児です。

今回の遠藤先生の講演を聴き、こみ上げるものがありました。

最初は二児の母として話を聞いてましたが途中から幼い頃の私。が聞いていました。

今もなお私は安全基地を求めているんだなと思いました。

そして、安全基地であって欲しかった安全基地が不幸そうで大変そうで甘えられなかった幼い頃の私はずっと自分を信頼できず他人にどう見られるかだけで生きてきて、子育てもその延長だったことに気づきました。
躾と理由をつけながら叱責しイライラしていたのは、
‘躾のできない母’と周りに評価されるのを恐れてのことで、子供のことを思って…では決してなかったこと。
できる母と認めて欲しくて毎日過ごしていたこと。

これはリボンクラブでボッスさんやジジさん、スタッフの皆さんと接する中で少しずつ気づいていたことでもありました。

虹色教室のなおみ先生のお話を聞いた後は私がどれだけ肩の力を入れて子育だてしていたか、肩の力を入れているにも関わらず、肩の力を入れていないふりをして辛かったこと。
私きつかった〜と涙を流しました。

それは長男の子育てでできる母でいたかったことと、子供の可能性、長所を母親である私が見つけ出して引き出そうと思っていたからだと思います。

でも、遠藤先生のおはなしを聞いて、親が安全基地となれば子供は自ら自分の世界と可能性を広げるということが心からわかり力が抜けました。
自分を信頼すること。
それができて人も信頼できる。

本当にその通りだと思いました。

このような機会を与えていただき本当にありがとうございました。

これからはもっと子供に寄り添っていらんことぜずに子育てできそうです。
本当にありがとうございました。
2015/11/19
from ジジより
#- URL
アタッチメントのさまざまな概念や、それぞれの機能について学べたことは、今年最大の収穫でしたね。

リボンクラブにとっても、大きな節目になるのではないかと思います。

「赤ちゃんは母親を安全基地にして探索を始める。」

私たちも今からです。

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