TOP我慢できるよ! 4歳児4歳さんの攻撃的な遊びについて考える

4歳さんの攻撃的な遊びについて考える

4歳の○君と☆ちゃんの遊びの様子です。

ビルダーシステムでそれぞれ車・船・飛行機を作り

積木で駐車場を作っているところです。↓

CIMG6379.jpg

恐竜さん達と車さんでパーティーをする

準備をしています。↓

CIMG6380.jpg

写真では見えにくいですが、駐車場もパーティーの準備も

とても丁寧で繊細におもちゃを並べ、よく遊ぶ子ども達。


反面、リコーダーをおもいきりピーピー吹いて大喜びしたり

鉄砲を私にむけてバンバンと撃つ真似をしたり

私を牢屋に入れたり・・・とかなり攻撃的な一面もでています。

2人ともしっかりとした子ども達で、大人が教えた善悪は

よく理解しています。

鉄砲を外に持っていき遊んでいる子ども達

元気いっぱい↓

CIMG6385.jpg



子どもは、言葉では「ダメだ」とわかっているはずの攻撃的

な遊びをなせするのでしょうか?

臨床心理士の岡田督さん著「攻撃性の心理」の中で

下記のように書かれています。

「・・・悪とも非道徳ともとられがちである攻撃性、破壊性を

直接行動に移すことはないにせよ、自分は全くもってないと

言い切れる人もまたいないように思う。その意味では攻撃性は

人間誰しもがもっている自然な感情であり行動である。

ウイニコットは「もし社会が危険な状態にあるとすれば、それは

人間が攻撃的であることaggressiveness(攻撃性)のためではなく

個人的に攻撃的であることの個々人における抑圧のため」と述

べているが、人間が自然に持っているものであるならば、むしろ

こういった自らの攻撃性、破壊性に気づかず、適切な昇華や

統制ができないといったこと自体が問題なのである。また、

こういった攻撃性を自ら認めることができず、脅迫的傾向に

陥り悩む人も多い。・・・」


子どもが「クソババァ」とか「シンダ」とか、言ったりすると

大人はドキッとしますが、子どもの立場になって考えて

みると言葉の深い意味を理解せずに使っていることが

分かります。

鉄砲で撃たれた時の私の対応としては「ヤラレタ~

レオさん死にそう・・・お医者さんを呼んできて~」と

倒れ込んで子ども達にお願いをしてみます。

はじめは「イヤだよ!ベー」としていた子達も

レオさんが遊んでくれなかったら面白くないので

おもちゃの救急箱を持ってきて手当をしてくれます。

そしてまた鉄砲でバーン!の繰り返しのごっこ遊び

になります。

岡田先生の本の中で攻撃性を「良性の攻撃性」と

「悪性の攻撃性」に分けてあります。

「良性の攻撃性」を、他者に害が及ぶかもしれないが

危害を加える意図がない「疑似攻撃」と

生命維持を目的とする「防衛的攻撃」に分け

前者を「遊びの攻撃」「自己主張的攻撃」に、

後者を「自由やナルシシズムへの脅威に対する攻撃」

治療上にみられる「抑圧の意識化への攻撃」

命令への服従による「同調的攻撃」

破壊が目的ではなく必要な望ましいものの獲得を

目的とする「用具的攻撃」に分類してあります。


上記の文章を深く説明することはできませんが

攻撃的な子どもの遊びは「良性の攻撃性」の「疑似攻撃」

であり、それを上手く統制、昇華するためにごっこ遊びを

しているのかもしれません。

大人がどう解釈して応するかで、子どもの「攻撃性」

に対する解釈に大きな違いがでてくるように思います。

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カテゴリ:我慢できるよ! 4歳児
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Comments
2015/09/28
from ジジより
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「攻撃性」という言葉は解釈が難しいですね。

日常生活で私たちが使う「攻撃性」は、通常「暴力性」として使われることが多いようです。

精神分析学者が学問の中で使う「攻撃性」は、フロイトから始まって、メラニークライン、アンナフロイト、ウィニコットとそれぞれに解釈が違って違っています。でもこれらの問題は、私たち素人には難しすぎる問題です。私たちは精神病の患者について何にも知らないからです。

ウィニコット用語辞典によれば、攻撃性は子宮の中ですでに芽生えており、活動性や運動性と同じとされ、元来食欲の一部であるとされています。

攻撃性は幼児が発達していくにつれてその性質を変える。程よい養育や促進的な環境とともに、子どもの攻撃性は統合され社会的な活力として使われる。もし環境が程よくなければ、反社会的な様式で現れるということです。

こうした立場を「対象関係論」というようです。

レオさんが今関心を持っている、ジョン・ボールビーのアタッチメント理論は、この「対象関係論」をよりわかり易くしたものです。

アタッチメント、生物が不安になったとき、より大きいものに引っ付きたいという衝動、この衝動が否定されると反社会的な様式が現れるということです。

ボールビーによると、これで精神分析学が解釈によるのでなく、生理学、生物学を基盤として説明できる可能性が開けてきたということです。

むつかしいですね。

でも、荒尾のリボンクラブにとってはラッキーな情報ですよ。

簡単に言えば「子どもにとって、安全基地があることは、子どもの攻撃性を
社会的な活力に変えていく役割があります」ということです。

子どもが羽目を外した時に一緒になって「やられた~」という大人がいることは
とても大切なことです。

ウィニコットの対象関係論の中で「抑うつポジション」というのがあります。

「攻撃性」が「思いやりの心」に変わっていくプロセスのことです。

今後、荒尾のリボンクラブのパーソナリティーになっていきそうですね。




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