2015-09-04 (Fri)
メストネック博士の『バケツ理論』という考え方は
子どもの発達をみるときにとても参考になります。

小学校に入った時の「読み・書き・計算」が出来るためには
0歳からの積み重ねが大切なのだそうです。
バケツに例えると、どこかに穴が空いていたら水漏れをして
水が溜まらないのと同じで、「読み・書き・計算」の知識だけを
教え込んでも効率よく知識として身につかないのだそうです。
例えば・・・
情緒に問題のある子は、何をやっても集中せずに、いつも気持ち
が不安定です。
五感(感覚器官)に問題がある子は、刺激に対して敏感に反応し
たり、逆に鈍感で無関心だったりします。
運動機能に問題のある子は、粗大運動・微細運動・反射神経
運動が苦手です。
他にも「聞く力」や「見る力」などが苦手な子などがいます。
小学校に入ってからのお勉強のことを、早くから心配して
学校の勉強の先取りをしたような習い事やワークをする
ご家庭はとても多いように感じています。
本当にそれで子ども達の学力が向上するのならば
それでも良いと思いますが、大事な発達との関係が
見逃され、当事者の子ども達が一番困っているのではない
でしょうか?
個々の子どもが何で困っているのかを、理解する努力をし
サポートする大人の存在はとても大切だと思っています。
↑ワンクリックご協力お願いします。m(__)m
子どもの発達をみるときにとても参考になります。

小学校に入った時の「読み・書き・計算」が出来るためには
0歳からの積み重ねが大切なのだそうです。
バケツに例えると、どこかに穴が空いていたら水漏れをして
水が溜まらないのと同じで、「読み・書き・計算」の知識だけを
教え込んでも効率よく知識として身につかないのだそうです。
例えば・・・
情緒に問題のある子は、何をやっても集中せずに、いつも気持ち
が不安定です。
五感(感覚器官)に問題がある子は、刺激に対して敏感に反応し
たり、逆に鈍感で無関心だったりします。
運動機能に問題のある子は、粗大運動・微細運動・反射神経
運動が苦手です。
他にも「聞く力」や「見る力」などが苦手な子などがいます。
小学校に入ってからのお勉強のことを、早くから心配して
学校の勉強の先取りをしたような習い事やワークをする
ご家庭はとても多いように感じています。
本当にそれで子ども達の学力が向上するのならば
それでも良いと思いますが、大事な発達との関係が
見逃され、当事者の子ども達が一番困っているのではない
でしょうか?
個々の子どもが何で困っているのかを、理解する努力をし
サポートする大人の存在はとても大切だと思っています。

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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from ジジより #- URL
情緒発達について、アタッチメント理論では・・・・
安定型・不安定抵抗型・不安定回避型があるということでした。
安定型
安定型の子どもの母親は、子どもの行動に注意深く、敏感であり、子どもの成功や困難に対して、援助的で促進的な方法で応答する。
*安心感を持つ子どもは、探索活動に十分なエネルギーを向けることができる。
不安定抵抗型
子どもの行動に注意が行き届かず、母親の応答が好機を逃したものであったり、役立つものでなかったり、子どもの興味に関心を示さなかったり、援助的であるかどうかについての不確実性が指摘されている。
*子どもは分離不安の傾向があり、母親にすがりついたり、外界の探索に不安を感じている。
不安定抵抗型
子どもが世話を求めらたときに、援助してもらえるという確信が全く持てず、拒否されることも予測される。このパターンでは葛藤が潜在しており、子どもが慰めや保護を求めても、拒否されることへの恐怖が存在する。
*他者への攻撃や情緒的に自己充足的になろうとして、自己愛的な行動が見られる。
ということでしたね。
運動発達については、前庭系の働きと固有感覚の内部感覚、および皮膚表面の表在感覚の原始反応と識別反応の情報整理が出来ていないことが木村順先生に指摘されていました。
認知発達については、モノの操作と言葉の発達に凸凹がしょうじて来た時に表面化してくると思います。
いずれにしても専門的な医療の背景が必要でしょうから、私たち素人のできることには限界があります。
その上で私たちにできることはなにがでしょう?
アタッチメント理論でいえば、生後6か月から2歳半くらいまでが重要でしょうね。そういう意味では早期からお母さんたちとと関わっていけることが望ましいと思います。
認知発達については、おおよそ2歳~4歳のあそびで、見立て、二語文、分類、記憶、配列、スクリプトが見られるあそびがあればほぼ大丈夫と思います。
運動発達の遅れについては、なるべく早い段階で気づいてあげられるくらいで、専門的な対応が必要だと思います。
仮にADDやADHDのような行動が見らる他場合は、まず情緒発達について考えてもいいかもしれませんね。
「育てにくい子ども」の場合は、情緒発達にも悪い影響が及びやすい状態ですから、まず2次障害を少なくするような努力がいるように思います。
情緒的に安定していれば、発達障害についても、アプローチがし易くなるということです。
いずれにしても、できることは限られてくるのですが、ご両親と一緒に取り組むことが必須になります。
小学校の生活について、適応できない場合については、甘えが指摘されています。
その甘えがどこからきているのかは、それぞれのケースによって違うと思いますが、大まかには、努力をして目的を達成しないで、安易な方法で目立ちたがるというパターンを身に着けると、勉強が嫌いになるかもしれません。
学校の制度にも問題はあるような気がしますが、現実問題として適応していかなければならないでしょう。
好きなことでいいから、努力して目的を達成するパターンを身につけて欲しいですね。もちろん言葉で説明しても効果はないのでしょうが・・・。
いずれにしても、難しい問題です。みんなで力を合わせて考えていきましょう。