TOP子どものあそび心理研究所母子関係入門(ボウルビイ)

母子関係入門(ボウルビイ)

ボウルビイの「母子関係入門」を一部ご紹介します。

敵意や嫉妬の感情を、率直に直接的に、自然のまま表現

できることは、子どもにとって何よりも助けになります。

たとえば「私はお母さんを憎んでいる」とか「お父さんは

人でなしだ」といった表現を沈着に受け入れてやることほど

価値のある親の役割はないと私は思います。

こうした爆発に耐えることによって、自分たち両親は、増悪

を恐れないし、増悪を統制できる確信があることを子どもに

示せるのです。

さらに自制心が育っていける環境を子どもに与えることも

できるのです。

一部の親は、こうした方法が賢明であったり効果的であると

信じられず、子どもに、敵意や嫉妬心は悪いばかりでなく

危険な可能性もあることを強く印象づけるべきだと思って

います。そうするには、二つの一般的な方法があります。

一つは罰によって厳しい非難を表明することです。

もう一つはより巧妙で、子どもの罪悪感を利用する方法

です。子どもに恩知らずを知らしめ、また、子どもの行為

が献身的な両親に与える身体的・精神的な苦痛を子どもに

印象づけるのです。両者とも子どもの悪い激情を抑制しよう

とするものですが、臨床経験によれば、どちらもあまり成功

は得られず、むしろ不幸を招くものです。また、どちらの方法

によっても、子どもは自らの感情におびえ、罪の意識を抱き、

こうした感情を地下に追いやるようになります。その結果

こうした感情を処理するのは、むしろ困難となります。

また、どちらの方法も、むずかしい人格をつくりがちです。

最初の罰は、反抗者をつくり、極端な場合は非行者をつくり

ます。第二の罰は、罪の意識と不安に駆り立てられる神経症

患者をつくりあげます。

子どもには、愛と安心と寛容が必要です。(略)

本当に重大な欲求不満は、親からの愛と世話を求める

子どもの要求に関連した欲求不満です。これらの要求が

満たされていれば、他の欲求不満はほとんど問題ないのです。

実際、良い親になるために必要な技術は、避けられる欲求不満

と避けられない欲求不満を区別する能力です。

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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Comments
2015/07/28
from レオ
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ジジさんへ

いろんなところで繋がりがあるんですね。
今私達はその流れの中でたくさんのことを学んでいるんですね。
少しずつですが点が線で繋がっていく感覚です。

今私は、押川剛さんという方の本を読んでいます。
押川さんは精神障害者の移送サービスという仕事をされ、強制拘束を否定し、対話と説得によって患者を医療につなげるスタイルを確立された方です。
押川さんが最近出された本を読んで、母子関係、家庭環境の大切さを痛感します。
母親は一生懸命子育てをしているのに、子どもとの歯車が合わず、子どもが精神を病んでしまい、とりかえしのつかないところまできてしまう。今の社会では誰にでもありうることだと思います。改めてボウルビイの言葉が心に沁み今やっている仕事の重みを感じています。

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