TOP子どものあそび心理研究所赤ちゃん学会に行ってきました②

赤ちゃん学会に行ってきました②

赤ちゃん学会の続きです。

分科会の「コミニュニティと個人の生成・発達」では

「ウッディキッズ」という保育園の実践報告がありました。

印象的だったのが、公園で遊んでいる年長さんのケンカの場面で

元気な男の子が棒を持って喧嘩をするシーン。

大まかに説明すると

泣いている子の周りに友達が集まり、棒を持って泣かせた子に抗議

「謝った」「謝っていない」「聞こえてない」「言った」などなど

延々とケンカをするシーンが続く。棒を持った子が怒って

棒を振り回したら、棒が足にあたり、また大泣きする・・・

傍観者の子はついたり離れたりしつつ、議論の的が分からなく

なったり、最後にはとうとう近くの木に帽子を投げたり、ボールを

投げてそれぞれ遊びだす。木に引っ掛かった帽子やボールを

棒を持った子が落とす。


延々と1時間くらいこのケンカは続いたのだそうです。

その間、先生達はどうしていたのか?と疑問に思われることろ

でしょうが、先生達は「どうしたの?」と声をかけるくらいで

注意をすることも、叱ることもしません。

この根気強さと対応に驚きます。

私だったらどうしていたかな?と想像してみると、やはりお友達を

叩いた時点で注意をしていたかなぁ~。

パンフに書かれている内容を引用すると「人間は、自らの属する

コミュニティの社会文化的活動への参加のしかたの変容を通して

発達します。そしてそのコミュニティもまた変化するのです。

バーバラ・ロゴブ『文化的営みとしての発達』より」

「コミュニティと個体が相互に規定し合い、そうして個体と

コミュニティはともに発達・変容する。」

保育園という日常生活の場で、信頼関係があっての対応だと

思いますが、子どもを信頼し、待つことを実践されていることに

深く感動しました。


「棒」に対する考え方も、「危険な武器」にもなりますが

「便利な道具」にもなります。

ここでは、「棒」が武器から道具へと変化するシーンが

印象的です。

大人が「棒」を取り上げてしまっては道具に変化することも

なかったでしょう。

木や帽子やボールなどの道具が周辺にあったり

どこかのチャイムの音が聞こえたり、環境や道具の

影響を受けながら、行動や言動にも変化がでてくる。

お互いの意見を主張し合い、モヤモヤしつつも

様々な影響を受けながら収束していく。

きっと、そういう経験を繰り返しながら成長していく

のだろうと思います。


企画者の久保氏は、その発達・変容プロセスにおける

身体の役割、そのような役割を果たす為のコミュニティの

環境について検討することを提案されていましたが

時間が足りずに、そこまでの議論には至らず・・・

とても興味深い内容です。


下記は私フィルターを通した感想なのでご了承下さい。

ウッディキッズの実践報告、小児科や周産期母子医療に

関わる先生方の研究発表をきいて感じることは

個人がどう感じるか、その食い違いを出し合い、互いに

認め合い、自分の殻を破るために学習し、影響し合う関係は

大人、子どもに関係なく尊いものだと思いました。









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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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