TOP子どもの身体について感覚とは?

感覚とは?

感覚とは、体の外から入ってきた刺激を、脳で情報として

受け止め、処理することです。たとえば、においがただよって

きて、くさいと感じることも、感覚の一種です。

感覚にはさまざまな種類がありますが、実感しやすいのは

視覚や聴覚などの「五感」です。五感の乱れは周囲に気づかれ

やすく、比較的容易に対応してもらえます。

感覚の働きにドラブルがある子も、年齢や体の状態にみあった

適切な感覚情報を処理する経験をつむと、感覚の乱れが調整

されていきます。

 
 視覚や聴覚などの五感と違い、自覚しにくい感覚が3つあります。

その三つの感覚にトラブルがあると、生活上の困難が生じやすく

なります。

固有覚→筋肉や関節の動きを詳細に感知する感覚。

   この感覚が働いていない子は動作が雑になったり、加減

   ができなくなる。

触覚→触覚には自らさわるときの「アクティブタッチ」

   と、さわられて感じる「パッシプタッチ」の二つの使い方

   がある。どちらのときも脳の原始系と識別系が働いている。

前庭覚→いわゆるバランス感覚。姿勢の維持や目の

   動きのコントロールなどに関わっている。

上記の自覚しにくい3つの感覚は、ほとんど無意識に用いられて

います。専門家から説明を受けて、はじめて気づくのが普通です。

三つの感覚がうまく働かなくなることは、子どもの姿勢の崩れや

過敏な反応などにつながります。そういった状態になると

適応行動のつまずきが生じて、子どもが叱られたり、親が「しつけ

がなっていない」と指摘されたりしがちです。

いずれも誤解ですが、本人も親も自分のせいだと感じて、悩んで

しまいます。その悩みを解決するためには、三つの感覚をととの

える必要があります。


         木村順著「感覚遊び・運動遊び」より抜粋




私が最近、子どもの体についてこだわっているのは、4年前に

リボンクラブに通ってくれていた〇ちゃん(現在4年生)のことが

きっかけです。(お父さんの転勤のため引っ越し)

〇ちゃんのお母さんから、最近電話でこんな話を伺いました。

あそびのアトリエに通っていた4,5歳のときも発達に問題が

あり療育にも通われていました。

小学校に入ってから現在も療育や支援を受けながら普通

学級に通っています。

4年生になって赤ペンの訂正が多くなり、そのことでお母さんが

〇ちゃんと話をしているときに、赤と黒の識別が分かりづらい

ことが判明、他には緑が黄土色に見えるなどの色の認識の

違いがわかったのだそうです。

以前から病院で「色弱」という診断はついていて、お母さんも病名

は知っていたのですが、赤と黒の区別がつきづらいことは〇ちゃん

の話からはじめて知ったのだそうです。

眼科の先生は診断名を付けるだけが仕事、学校の先生も療育の

先生も知らなかった・・・これだけいろんな情報がある社会で

一番大事なことが抜け落ちていたのです。

先生がどんなにわかり易いように訂正しようとも、当事者にとって

は色の区別がつかないのだから意味がありません。

当事者に努力が足りないとレッテルを貼られることになるかも

しれません。

病名よりも、みんなと同じことができるよりも先に、〇ちゃんが

何で困っているのかをキャッチする大人の存在がいかに重要か

を痛感しました。

自分の体を意識すること、困っていることを言葉で伝えることは

大人でも難しいことです。

日常的に子どもにかかわる大人(親や先生)は、子どもをよくみて

「あれ?なんでかな」と疑問を持ち

「どうすればいいのかな」と一旦考えること

大事だと思います。

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カテゴリ:子どもの身体について
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Comments
2015/06/07
from ジジより
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本当ですね。

15年もリボンクラブをしていて過去に見過ごしてしまったことがたくさんあります。

リボンクラブは療育をするところではありませんので、療育的なアプローチはできません。

あくまでも「あそぶこと」の枠組みで関わっていいかなければなりません。

それでも、固有感覚や前庭感覚、表在感覚(触覚)の働きを知ることで、あそぶことに工夫をしていくことはできるでしょう。

お互いまだまだですが少しずつでも学んでいきましょう。

先日ジジも、木村順の「育てにくい子にはわけがある」を読んだばかりでした。
2015/06/08
from レオ
#- URL
ジジさんへ

私は今までどちらかというと「心」の方に興味があって、無意識にそちらを重視していたように思います。
「体」については私自身幼少期に自然に動かして知らず知らずのうちに身につけてきたものが沢山あった
ように思います。本を読んで改めて大切なことに気づかされました。
ジジさんが言われるように「あそび」の範囲で子ども達が少しでも困ったことが少なくなり
本来の自分の力が発揮できればいいなぁと思っています。

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