2014-10-29 (Wed)
東京大大学院教授(保育学)秋田喜美代さんの記事を
紹介します。
幼児教育と質 「客観的に評価する仕組みを」
現在、先進諸国では、幼児教育の重要性に注目が集まっています。
研究も進み、幼児期の教育が、学力や社会人として協働する能力
就労状況にまで影響することが明らかになってきました。
学校教育といえば、授業というイメージを持つ人が多いと思い
ます。しかし、幼児教育は、遊びを通して子どもの発達や経験を
保障していくもの。生活の中で高次の思考や学びにむかう力を
育てるため、子どもの主体的な活動が大切になります。
日本では、幼稚園は学校教育法上の教育保育所は養護と
教育を行う児童福祉施設という法的な違いはあります。
が、幼児教育のカリキュラムは統一され、幼稚園教育要領と
保育所保育指針には、同じ内容が定められています。
ただ、そのカリキュラムに沿って教育が行われているか
どうかを客観的に評価する仕組みがありません。
新制度では、幼児教育を行なう施設が、多元化されて
いきます。教育の質を平準化していくためには、自己評価
のみではなく、専門的視点から第三者による評価と助言
も必要でしょう。教育のプロセスを適切に評価し、質向上
のアドバイスができる幼児教育コーディネーターのような
専門家が求められます。
保育者が施設を選ぶ基準は、主体的に遊ぶ時間が
どれだけあるか、砂や土、水、自然などの可塑性の高い
もので物を構成して遊ぶ経験ができているかなどに
着目するといいでしょう。自由な遊びが身体的な発達を
促し、知的能力をのばします。見学をすれば、子どもが
遊びに夢中になっているか、やらされているかを見分け
られると思います。

↑ワンクリックご協力お願いします。m(__)m
紹介します。
幼児教育と質 「客観的に評価する仕組みを」
現在、先進諸国では、幼児教育の重要性に注目が集まっています。
研究も進み、幼児期の教育が、学力や社会人として協働する能力
就労状況にまで影響することが明らかになってきました。
学校教育といえば、授業というイメージを持つ人が多いと思い
ます。しかし、幼児教育は、遊びを通して子どもの発達や経験を
保障していくもの。生活の中で高次の思考や学びにむかう力を
育てるため、子どもの主体的な活動が大切になります。
日本では、幼稚園は学校教育法上の教育保育所は養護と
教育を行う児童福祉施設という法的な違いはあります。
が、幼児教育のカリキュラムは統一され、幼稚園教育要領と
保育所保育指針には、同じ内容が定められています。
ただ、そのカリキュラムに沿って教育が行われているか
どうかを客観的に評価する仕組みがありません。
新制度では、幼児教育を行なう施設が、多元化されて
いきます。教育の質を平準化していくためには、自己評価
のみではなく、専門的視点から第三者による評価と助言
も必要でしょう。教育のプロセスを適切に評価し、質向上
のアドバイスができる幼児教育コーディネーターのような
専門家が求められます。
保育者が施設を選ぶ基準は、主体的に遊ぶ時間が
どれだけあるか、砂や土、水、自然などの可塑性の高い
もので物を構成して遊ぶ経験ができているかなどに
着目するといいでしょう。自由な遊びが身体的な発達を
促し、知的能力をのばします。見学をすれば、子どもが
遊びに夢中になっているか、やらされているかを見分け
られると思います。

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カテゴリ:幼児教育について
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