TOP幼児教育について決定権を誤解する子

決定権を誤解する子

湯汲英史さん・小倉尚子さんの著書

「決定権を誤解する子 理由を言えない子」は

発達障害のある子に誤解をもたせないために

書かれた本ではありますが、普通の子ども達にも

思い当たる大切なことが記されていたのでご紹介します。


自己主張は「自己形成」に必要なプロセスと述べました。

しかしこの時期に、何でも子どもに決めさせ、子どもの要求を

何でも受け入れていたらどうなるでしょうか?

おそらく「何でも自分で決められる」と誤解し、周囲の意見を

受け入れられない子に育ってしまうでしょう。

決定権を理解できないまま、大人になってしまう恐れがあり

ます。

自己主張が盛んになるこの時期(一般的には2才前後の子ども)

の子どもの判断は、まだ非常に未熟なものです。

大人のように社会常識や相手の気持ちなどを

考慮して適切に判断することはできません。自己主張をし

それを大人から修正されていく中で、少しずつ社会に受け入れ

られる適切な判断を学んでいくのです。

この時期に、大人が判断の仕方をはっきり示し教えていく必要が

あります。(中略)激しく自己主張し、大人とぶつかり合うからこそ

泣き騒いでも通らないものは通らない、大人の決定に合わせ

なくてはならない場面もある、と学ぶことができます。

その場ではすぐに理解できず、ぶつかり合う時期が半年~数年

続きますが、必ず少しずつわかってきます。ぶつかりあうことを

恐れずに「大人が決めること」をはっきり示して欲しいと

思います。



湯川先生は、自己主張や意志表示はとても大切な成長の過程

だと認識した上で、全ての決定権を未熟な子どもにまかせては

ただの我がままな子どもになってしまうのだと言われています。

発達障害の子は2才前後の反抗期がなく小学生や思春期に

なってからでてくるのだそうです。


本の中で「発達促進ドリル」の一部を紹介してあります。

例)自由時間です。だれがきめるのでしょうか?

●つみきですきなものをつくる。(①こども②せんせい)

●すきなえをかく。(①こども②せんせい)

どちらも答えは①のこどもですが、これ以外のことでも

案外と決定権がちぐはぐになっていないでしょうか?

大雑把に分けると「あそびの中での決定権は子ども」

「生活の中での決定権は親や先生」と考えると

わかりやすいかと思います。

一番最悪のパターンは決定権が逆になってしまう

場合です。

習い事や塾にいくら楽しんで通っているからといっても

やはり決定権は大人にあります。

あそびの時間が不足したり、スマホやテレビにお任せ、

子どもが満足できないあそびの場合

どこかにしわ寄せがくるのではないでしょうか?

それと、生活の中で子どもがギャーギャー言うのが

めんどくさいからと、子どもに決定権を持たせることは

ないでしょうか?その場をしのぐためために、お金や物で

ごまかす方が楽かもしれません・・・しかし、それが後々

大きな誤解になっていくのではないでしょうか?



「決定権」みなさんも一度考えてみませんか?







にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ
↑ワンクリックご協力お願いします。m(__)m
カテゴリ:幼児教育について
Back | Top Page | Next
Comments

コメント投稿













管理者にだけ表示を許可する


Trackback

FC2ブログユーザー専用トラックバックURL


| Top Page |