TOP幼児教育について子ども達からのシグナルをどう受け止めますか?

子ども達からのシグナルをどう受け止めますか?

東京大学名誉教授の汐見稔幸先生の著書
        「本当は怖い小学1年生」より〜

生徒や学生が「反抗」するのには先例がある。

1960年代の学生運動

1970年はじめの高校生の紛争

1970年代末から80年初頭にかけての中学生の「校内暴力」

1980年中頃から小学校高学年の子ども達の「荒れ」が

取り沙汰されるようになった。その流れにならっていえば

今の小学校低学年の子ども達が「反抗」していると見ることも

可能だ。1995年以降の話しだ。

新聞などのメディアはこれを「学級崩壊」として取り上げたが

その後問題が低年齢化し、とりわけ小学校入学直後の1年生の

状況を指して、学校関係者が名づけたのが「小1プロブレム」

である。そういう歴史的な流れに置いてみると、この問題が

違って見えてくるかもしれない。(略)

私は、小1プロブレムの問題は、教室の椅子に座っていられない

子ども達の問題ではなく、そういった旧来の学びのスタイルを

今世紀になっても続けていることから起こる問題ではないかと

考えている。(略)もっと俯瞰してみると、子ども達は時代の

カナリヤとなって、日本の教育が時代に合っていないところを

明るみに出し、大人たちにイエローカードを突き付けている

ように映る。


汐見先生は幼稚園や保育園で、お散歩や部屋遊び、その子の

興味・好奇心に応じた自由遊びを楽しんでいた子が

いきなり小学生になって、椅子に座らされて、一方的に

話を聞くことを強制されていることに無理があるのだと

書かれていますが、私が今感じているのは、汐見先生が

言われているような園に通っている子はまだいいのですが

園自体が小学校以上に厳しく、躾けられ言い聞かせられて

苦しんでいる子、子どもの対応に悩まれている

お母さん達がいるという事実もあります。

園に行きたくない、お友達に乱暴、落ち着いて遊べない

知的な学びを拒否する、好奇心が薄い、微細運動が苦手

人の話が聞けない、元気がない等々・・・幼稚園、保育園の間は

上記に挙げたような問題が出てきても先生や親が目を光らせ

強制してなんとか修正することはできます。


汐見先生はこんなふうにも分析されています

1995年に小学校の学級崩壊が表面化した際、ある新聞が

「学級崩壊の原因は幼児教育が放任型になり、子どもが

我慢することや集団的規律を学べなくなったから」と

報じた。たしかに1里はあると思う。しかし幼児教育の

混乱だけが要因かというと、そう単純ではない。地域での

遊びがほぼ消滅し、早期教育が流行り、親のイライラや

子どもの慢性的欲求不満が蓄積してきたという問題も

重なっている。特に考えてみたいのは、子どもの学びと

生活のリアリティが大きく変容しているのに

大人社会が対応できていなかったという問題である。



親は子どもを愛するが故に、とりまく社会には目がいかずに

目の前の我が子をなんとかしてあげなくてはと焦ってしまう

のかもしれません。

しかし、大人は表面的な子どもの行動を変えることはできても

子どもの内面まで変えることはできません。

興味や好奇心、意欲、勇気、愛情、自主性は環境と共鳴し合って

子ども自身の内面から育ってくるもだと思います。


子どもからのシグナルを私達大人はどう受け止めればいいのか?

社会を変えたり、教育を変える力はありませんが

しっかりと子どもと向き合うことはできます。

子どもが何を言いたいのか?何が不安なのか?何をしたいのか?

子ども達の心の声をしっかり聞いてあげたいと思います。






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カテゴリ:幼児教育について
テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育
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