TOP子どものあそび心理研究所赤ちゃん学会報告(2)

赤ちゃん学会報告(2)

私が興味深かったのは愛知淑徳大学 の篠原郁子先生の

研究発表でした。↓詳しく知りたい方はこちらをみて下さい。

母親の「子どもの心に目を向ける傾向」の発達的変化について

要約してある部分を紹介します。
    ↓
母親が子どもの心に焦点化し,感情や思考といった心的経験に注目しながら子どもを理解しようと
する傾向について,乳児期から幼児期における検討を行った。生後1~5年目に亘る縦断的調査を行
い,子どもが0 歳時に母親のmind-mindedness (MM:乳児の言動に心的状態をつい帰属する傾向) を,
4 歳時にInsightfulness(子どもの言動の背景に心的状態を想定し,適切に読みとる傾向)を測定し,
関連を分析した。その結果,MMは,後のInsightfulness として,幼児の心に対する多面的な見方や
豊かな語りと連続していた。しかしMMは,幼児の感情や思考に対する受容的であたたかい見方とは
関連していなかった。乳児期に見られる母親の特徴は幼児の心的世界への見方を一概に予測するもの
ではなく,側面ごとに連続性と不連続性があることが示唆された。



6か月から48カ月の母子の調査で

MM(乳児の言動に心的状態をつい帰属する傾向)

の高い母親から育てられた子は

感情語の理解や心的語彙の理解力が高い傾向がみられ

一方で、他者の欲求を理解したり、他者の立場に立って

考える力はあまり高くはなかったのだそうです。

MMの得点が高得点の母親の子よりも

MM得点が中間位の点数の母親グループの子が

他者の欲求を理解したり、他者の立場に立って考える力

があったのだそうです。

この結果を踏まえて、篠原先生はウィニコットの言葉を

引用されて「ほど良い親子関係」「非調和を含んだ調和」

という話をされました。

母親が赤ちゃんの心を主観的に読み取って言葉かけをしたり

関わりを持つことも大切な事ですが

完璧に赤ちゃんの心を読み取れなくても大丈夫?!という

解釈もできますよね。

赤ちゃんから発信されたメッセージを受け取り

やり取りを繰り返し、その中でいろんな感情を含みながら

赤ちゃん自身が考えたり、想像して相手の気持ちや立場を

理解できるようになっていくようです。


優しい、思いやりのあるママほど「子どもの気持ちが分から

なくて・・・大丈夫でしょうか?」という相談を受けますが

(たぶんMM得点の高いママだと思います!)

「子どもの気持ち全てがわかるはずがない」

「子ども自身が感じ・考える力がある」と考えると

少し子育てが楽になるかもしれません。




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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育
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Comments
2013/05/29
from はぴ
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レオさま。すごいですね。レオさんのその向上心というか、ご熱心なところ。本当に心から尊敬します。
ブログを拝読して、リンク先に一応富んでみたのですが、はい。すぐに意味がわからなくなりました。

リボンクラブ。10年という歴史があり、それ以前にも先生のご経験があるのに、さらに勉強されている。。。どこからそのパワーは出るのですか??

私もムスメも、レオさんに直接いろいろご相談したり、ムスメの成長を見て頂けることはとても幸せだなあと、思っています。出会いに感謝ですね。

ありがとうございます。


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