TOP子どものあそび心理研究所赤ちゃん学会報告~「話したい!」と思う子どもの発話を促す母親の発話特徴

赤ちゃん学会報告~「話したい!」と思う子どもの発話を促す母親の発話特徴

玉川大学リベラルアーツ学部の佐藤先生の研究報告

2歳児を対象とした語彙サイズ(語彙量)と無意味語の反復調査では

①無意味語の反復能力のある子どもの語彙サイズが高い

②遊び場面において母親の言葉を真似る模倣数の多い子どもは

  無意味語反復力がある。

③自由な遊び場面において、母親と子どもの模倣数には統計的な

 有意差がある。すなわち、子どもが母親のことばの模倣をする場合

 その母親もまだ子どものことばの模倣をする。

          ↓ 上記の3点が明らかになった。

ここから、日常的な母子相互作用(模倣)が、特に26か月頃において

子どもの語彙数を促す要因になり得る結果を得ました。



それではこの模倣を引き起こす原因はどこにあるのでしょうか。

①2歳児の母子相互作用における発話のタイミング、すなわち

 子どもが母親に話しかけた時の母親の応答時間

②母親が子どもに話しかける時の発話時間

③母親が子どもの話しかける時の発話速度

         ↓ 上記の3点を計測

その結果、発話量の多い子どもと発話量の少ない子どもには

明らかにその母親の発話特徴が明らかになりました。



「発話量の多い子どもの母親の発話特徴は」という大事な部分は

学会の中で発表されたので、私が理解した範囲でのことを

記しておきます。



語彙を増やすことは大切だということは理解できます。

では、どうすればいいのでしょうか?

絵本の読み聞かせが良いのは勿論ですが

それだけでは不足しているのだそうです。


母親の語彙数が少ないと子どもの語彙数も少ないという

結果は誰もが予測がつくと思います。

では単純に絵本の読み聞かせをして、シャワーのように

言葉を浴びせれば子どもの語彙数は増えるのでしょうか?

単純にそういう結果は得られず

母親の語彙数が多くても、語彙数が多い子と少ない子

分かれたそうです。

研究者が自由な遊びの場で母子の様子を観察したところ

下記のような結果がでたそうです。

(この部分が興味深いところです。)



特に2歳児の遊びの中での母子の相互作用は重要だそうです。

子どもの発した言葉に対して、できるだけ早く、短い応答で

ゆっくり明瞭にコミニケーションをとること。

例えば・・・

子ども「ぞうさんごはん食べた」

母親「食べたの」

子ども「ぞうさんねんねした」

母親「ねんねしたの」という感じで

母親が子どもが発信した言葉をしっかりキャッチして

素早く短く返答する母親の子は語彙数は増えていたそうです。

逆に、子どもとの会話に知識やくどい説明を入れ過ぎる母親の

子は語彙数が少ない結果がでたそうです。



子どもの興味に合わせて、子どものペースで

コミニュケーションを取ることの大切さは

英国の言語療法士サリー・ウォード著

「語りかけ育児」の本と重なります。


幼児が「話したい!」という気持ちになるには

知識のある大人からの一方的な教育よりも

安心できる身近な人との双方向のコミニケーションを

高めることが重要なようです。



佐藤先生はNHKの「英語であそぼ」の企画にも関わられ

いるそうです。

先生は幼児期は英語教育以前に、まずは母国語をしっかり

身につけることが大切だと

何度も繰り返し言われていました。

子どもは1歳代で音声を確立し、5〜6歳までに

文法をマスターするのだそうです。

5〜6歳までに母国語の語彙量の多い子は

無意味語の反復するのと同じように単語の覚えも早く

英語教育でもしっかりと伸びていくのだそうです。




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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
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