TOP子どものあそび心理研究所赤ちゃん学会報告~赤ちゃんの力を信頼した他者との関係づくり~

赤ちゃん学会報告~赤ちゃんの力を信頼した他者との関係づくり~

東京家政大学ナースリールームの井桁容子先生の報告は

一人の子どもを通して3年間のビデオ撮影した保育記録を

みながら説明をされました。

井桁先生は下記のようなことを問題提起されています。

「人間の赤ちゃんは、胎児期や新生児期からさまざまな

認知力を獲得しているということは、科学者のレベルでは

周知のことでありながら、保育や子育ての場では、まだまだ

未熟な存在としての扱いが多いように思われます。

ことに人との関係性については、単純なパターン化した

対応が多いようです。

それは、たとえば他児との間のトラブルが起こった場合に

大人からラベルのような言葉(たとえば「かしてでしょ」

「ごめんなさいでしょ」など)を、使うように指示されること

がよく見うけられますが、赤ちゃんたちの他者の思いを理解

する力を考えると、私は幼すぎる不十分な対応だと考えて

います。

このような単純化された解決方法しか学ぶことができなかった

子ども達が、やがて「コミニュケーション不全」というレッテル

を貼られてしまうことを大変残念に思っています。

これは子ども達の問題ではありません。

人間として生きていく土台を築く乳幼児期に

自分の思いを確認し見つめることや、他者との

関係性を正しく学びそこなわせた大人たちの責任です。

大人たちの子ども達へ認識不足と信頼感のなさの

結果であると思っています・・・」




子ども同士のやり取り、喧嘩やおもちゃの取り合い

そこでの保育士の関わり方は言葉で説明するよりも

ビデオはとてもわかり易かったです。

例えば、2歳前後の子ども達がおもちゃの取り合いをして

大喧嘩をはじめます。先生もその近くでひっかきや噛み付きの

ないようにフォローしたり、ひどい時の仲裁はしますが

そばで言葉にならない子どもの気持ちに寄り添い

ながら対応をされます。

「○君は☆ちゃんのが欲しかったんだね」

「こっちのはどうかな?違う?」

「☆ちゃん貸してくれる?」

「貸したくないの?」

「ん・・・どうしたらいいのかな?」等々

保育士さんが子ども達の気持ちを代弁してくれます。

子ども達はその間も衝動的におもちゃを奪い合い

追いかけたり、逃げたり、大変な様子が映し出されて

いました。

映像には先生の言うことを聞いておりこうさんにしている

子ども達の姿なんてありません。

「ごめんなさい」「仲直りしない」というような

大人からの押し付けや躾教育もありません。


そうやって喧嘩をしていた子ども達が

2年、3年とたつうちに譲り合ったり、助け合ったり

協力し合ったりしている様子も映されていました。


子ども達への関わり方もう一度見直してみるのは

大切なことだと思います。


にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ
↑ワンクリックご協力お願いします。m(__)m
カテゴリ:子どものあそび心理研究所
テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育
Back | Top Page | Next
Comments
2012/06/18
from らら
#- URL
赤ちゃん学会、お疲れさまでした!井桁先生も赤ちゃん学会にいらっしゃってたんですね。井桁先生と一緒にナースリールームを切り盛り?している加藤先生と父が知り合いで、一度著書とお手紙をいただいたことがありますが、本当に素敵な先生方でした。私もお会いしたかったなあ~。

コメント投稿













管理者にだけ表示を許可する


Trackback

FC2ブログユーザー専用トラックバックURL


| Top Page |