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アスペルガー症候群?!

今日国際的に用いられている診断基準によれば

アスペルガー症候群は、自閉症の三症状である、社会性の障害と

コミニュケーションの障害と、想像力の障害およびそれに基づく

行動の障害のうちコミニュケーションの障害の部分が軽微な

グループである。言語発達の遅れは少なく、知的には正常で

あるものが多い。しかし自閉症と同質の社会的障害を生まれつき持ち

また興味の著しい偏りやファンタジーへの没頭があり

時には儀式行為を持つものもある。

また非常に不器用な者が多いことも特徴の一つとされる。

しかし、発達障害は加齢によって、また療育によっても大きく変化する。

外来で子ども達をフォローアップしていくと

三歳代で自閉症の診断基準を完全に満たし

その後、言葉が伸びて六歳時点では自閉症の基準は満たされなくなり

アスペルガー症候群の基準を満たすようになるという児童もまれではない。

~ 杉山登志郎著 「発達障害の子ども達」より~


              
リボンクラブは療育を目的とするところではありませんが

グレーゾーンの子やアスペルガー症候群の子ども達も通っています。

杉山先生の言われているとおり

以前、リボンクラブに通っていた★君は

言葉の遅れがあり、コミニュケーションがとれず

2歳代で自閉症かもしれないので経過観察をしましょうと

病院で診断されていました。

リボンクラブにきてもコンセントにしか興味を示さずに

なかなかコミニュケーションがとれなかったので

とにかく★君の興味に合わせてコンセントで

一緒に遊んでみたり、水に興味を示したら側溝の水を

のぞいてたどってみたり・・・そうこうしながら

3歳くらいになった頃に、いきなりペラペラとよくおしゃべりを

するようになり、こだわりは強くありましたが

私の顔を見てニコニコ嬉しそうにお話してくれるように

なってきました。

少しだけ外に目を向けて★君が興味を持つよう

散歩に行ったり、バスに乗ってお出かけをしたり

一緒に共感したり、コミニュケーションをとるように

心がけて対応しました。


★君は5歳くらいになった時にはカプラに目覚めて

メキメキとその腕を上げていきました。

しばらくすると、文字や数にも興味を示し

2週間くらいで書順も完璧に五十音を覚えていました。



定期的に診断を受けたものの・・・

「自閉症かも?」→「自閉症ではない?」→「経過観察をみましょう」

と段々と診断が変ってきました。

ママとは病院の診断はあまり気にしないようにして

子どものペースに合わせた無理のない関わりを

心がけていました。

★君は小学校に入る頃には、目をキラキラ輝かせた

元気いっぱいの子になりました。

自閉症やアスペルガー症候群は治らない病気だから

訓練が必要だという考え方もありますが

★君の経験から私は杉山先生と同じく、周囲の人のかかわり方で

その子なりに良くなっていくのではないかと思っています。


数日前2人のアスペルガー症候群と診断された子どもさんと

1人ずつリボンクラブで過ごしましたが

はじめて会う人とは緊張して、硬くなったり、ウロウロして集中

できなかったり、コミニュケーションをとる時のぎこちなさは

多少あるものの、共感した時には目を合わせて笑い

会話もしっかりできました。

年長さんと、年中さんの子どもさんで

2人ともドールハウスのミニチュアのテーブルやベッドやキッチンを

並べて綺麗にセッティングはするものの

人形では遊ぼうとせず、私が「お人形は?」と聞いても

あまりいい反応はありませんでした。

私が年中さんの子に「ご飯下さい!」とか

「トイレに行きたいんですけれど!」とお人形を

使って、動かしながら言うと

少し迷いながらもご飯をくれたり、トイレに行かせて

くれたりしました。

私が「もう1回トイレに行きたいんですけれど」と言うと

今度は人形の頭をトイレの便器に突っ込んで

満面の笑みで私の顔を見てゲラゲラと大笑いしました。

やっても大丈夫だとわかると、何度も繰り返していました。

笑いは心を開放しお互いの距離をグーンと近くしてくれ

その後、コミニュケーションがとりやすくなります。



2人とも物とのかかわりは上手ですが

人とかかわるのは苦手のようです。

このような子ども達はアスペルガー症候群でなくても

たくさんいます・・・こういう子ども達の場合は

少人数の安心できる空間で、自分の好きな遊びをしながら

自然にコミニュケーションをとる経験を積んでいくことで

少しずついろんな人とのかかわりができるようになってきます。

まずはお人形さんを動かしながら仲良くなるのも

コミニュケーションをとる第一歩です。

リボンクラブでは障害のあるなしにかかわらず

一緒に笑って楽しい時を共有することが

とても大切なことだと思っています。


 

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育
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