TOP子どものあそび心理研究所解離する子ども達③

解離する子ども達③

以前、子ども劇場でお芝居好きの子ども達とグループを

作って活動していたことがあります。

みんなお芝居を観るのも好きだけど

人前で表現することが大好きな小中学生の集まりでした。


集まりの時には決まってゲームをしたり表現遊びをしたりして

いつもワイワイ楽しい会でした

九州沖縄の子ども劇場主催の会では

みんなで作った創作劇「やっぱり おばけ」を発表して

賞金5万円を頂いたこともありました。




ある日、子ども達とお話ゲームをしたときのこと

(ルールは円になって座って順番に一人ずつお話を創作して

ストーリーをつなげていくゲーム)

例えば・・・

Aちゃん「むかし むかし あるところに」

Bちゃん「おじぃさんとおばぁさんがいました」

Cちゃん「ある日、おじぃさんは山に芝刈りに行って

     死にました。」

    (みんな大爆笑)

Dくん「おばぁさんは川へ洗濯に行きました。」

Eくん「するとそこに大きな桃が流れてきました。」

Fちゃん「おばぁさんは桃を拾おうとして川におぼれて

    死にました。」

    (みんな大爆笑)

私も何とか話を継続するように持っていこうと努力しましたが

子ども達は気持ちが開放されたのか

普段は口にして言えない言葉をイキイキと言って大はしゃぎ・・・。

お話がすぐに「死にました」「殺されました」という結末に

いきついてしまうのです・・・それを口にしている子ども達の

表情は暗くもなく、明るくニコニコしているんです。


その時、私は大人としてどういう立場をとっていいか迷いましたが

この会は「自己表現をする場」と位置づけていたので

「もう少し話を続けようよ~」と促しはしましたが

子ども達の言葉を禁止することはしませんでした。

         

今振り返ると、一見幸せそうに見える子ども達も

いろんなことを押し殺して我慢して生きていたのだと思います。

会に参加している子達は特に家庭に問題があるわけではなく

とても真面目な良い子ばかりで

いじめをしたとか人を傷つけたという話は

お母さん達からは聞いたことはありませんでした。

そういう普通の子ども達の中に

「生」「善」「希望」「思いやり」という普段から道徳的に

教えられていることは表裏一体で

「死」「悪」「絶望」「攻撃性」等々が潜んでいるんだと

いうことに気づかされる体験でした。




「生」「善」「希望」「思いやり」等は意識され易いんですが

良い子ほど「死」「悪」「絶望」「攻撃性」等の好ましくない

感情は無意識の中に封印してしまいがちです。

ふっとした無意識の時に好ましくない感情が表面化してしまうと

自分自身でもコントロールができなかったり

そんなことを感じる自分は悪い子だと自分を攻撃することに

なってしまいます。

好ましくない感情もできるだけ口に出し、意識できる機会が

あった方が、自分自身の感情もコントロールができるそうです。



大人としては、こういう負の感情は受け入れがたいものですが

どんな子ども達の中にもある感情だと認識しておくことが

大切なことだと思います。

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育
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