TOP2014年04月22日

ジジさんの記事より〜あそぶこと⑫~

以下あそびの心理研究所のジジさんの記事をご紹介します。

ごっこあそびは、架空の世界のできごとです。
それに比べて経験することは現実世界との出会いです。 興味深いことは、架空の世界の出来事も一般的には現実世界の出来事を材料に しているということです。
 
 ある日、中学生や高校生になった子どもたちに「リボンクラブのことを覚え いますか?」と尋ねてみました。するとほとんどの子どもたちが「覚えていない」と答えます。

 幼少期の記憶がほとんど残らないということを考えてみると、これらの幼少期のごっこあそびにどのような意味があるのだろうと改めて思います。個人の歴史を振り返ってみても、幼少期の記憶はほとんどが曖昧です。
 
 仮に7歳から人生が始まったとしても、記憶をベースにする限りほとんど問題がないように思えます。
平仮名を覚え始めたのも、数式を学び始めたのも7歳からです。それらの知識が積み重なって現在のわたしたちの生活を支えているようにも見え ます。

 リボンクラブで子どもたちと関わりながら学んだことは、大人の期待を押しつ けない限り字を覚えたり数式を学ぶ子どもはいないということでした。
それに比べると、ほとんどの子どもたちが2歳になるとごっこあそびをします。言いかえれば意味のあるあそびをし始めます。そしてある日、子どもたちがおもちゃを記号として利用しながら、あれこれの文脈をつくっていることに気がつきました。

 パソコンに字や数式をランダムに入力しても意味は生まれてきません。
パソコンは入力された記号を記憶することはできても、自ら文脈を作ることはできません。
ところが驚いたことに2歳の子どもは、おもちゃを利用しながら文脈を作ることができます。
おもちゃの電車や線路や駅を操作しながら一連のストーリーを作ることができるということです。

 改めて考え直してみると、字や数式を暗記しても、それらを並べ替えて文脈に乗せることをしなければ、自分にとって価値は生まれて来ないと言う事です。

 ハーバード大学教授のハワード・ガードナーがMI理論の中で「子どもは2歳になるとシンボル体系に参入してくること、そして西洋文化社会においては7歳になると、レベル2としての文字や数式を操作するシンボル体系に移行してく
る」と述べていました。

 シンボル体系とは「意味のある世界」ですが、子どもが2語文を話すようになってくると言葉によるシンボル体系に参入してきたと考えて良いと思います。
同様に子どもは2歳くらいになると個々のおもちゃをシンボルとして利用しな がらごっこあそびを仕始めます。
言いかえれば、対象物に依存しながらも何らかの文脈を作り始めます。
興味深いことは「あそびの中で操作されるおもちゃと言語の相関性の研究」が報告されていることです。
そこでは4段階レベルの相関性が確認された(キャッシー・ハーシュ・パセック)と言うことでした。

 子どもたちは「学び方の順番」と「学ぶことの意味」を知っているようです。 文字や記号を覚えてもストーリーが作れなければ価値がないということ、そしてそれぞれの知識も汎用されなければ利用価値は少ないということです。



子ども達のあそびがいかに大切かを理論的に書かれています。

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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育
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