TOP2014年04月21日

せかい一わるいかいじゅう~あかちゃんなんか大嫌い!~

Y君「レオさんこの中にあかちゃん閉じ込めたよ! 」

レオ「あらら~何で?何か悪いことした?」

Y君「うん。したよ。ここをぐちゃぐちゃにするもん」

(ドールハウスの中をぐちゃぐちゃにしたのは実はY君…)

レオ「そうなんだ。悪いあかちゃんだね」

Y君「そうそう!悪いんだよ」

レオ「悪い子だから、お母さんのお腹の中に返されたんだ。」

Y君「そうだんだよ。」

CIMG3140.jpg

この状態で入っていました。↓

CIMG3141.jpg


しばらくしてから

レオ「Y君にみてもらいたい絵本があるけど?」

Y君「みる!みる!」

下記の絵本を読みました。↓

世界一わるいかいじゅう

絵本の内容は〜

ビリーが産まれたとき、パパが言いました。

「息子のビリーは世界で一番悪いかいじゅうになるはず」

でもビリーのお姉さんのヘイゼルは

「違うわ、ビリーじゃなくて私よ」

でも誰もヘイゼルの言うことを聞いていませんでした。

おじいちゃんかいじゅうとおばあちゃんかんじゅうが

ビリーを見に、おうちへ来ました。

「ビリーは歯でバーを曲げられるわ!」

とおじいちゃんかいじゅう。

「わたしだってできる」

ヘイゼルも横で同じようにやりながら言ったけれど

誰もヘイゼルを見ていませんでした。

ある日、パパとママはビリーを

“世界一悪いあかちゃんかいじゅう”大会に出場させて、

なんと優勝してしまいました。

それを見たヘイゼルは、

ついにビリーを森に置き去りに……


というような内容です。

Y君固唾を飲んで見入り、ビリーが捨てられたり

よその人にやられたりすると「エー」とかなりビックリした

リアクションをしていました。



自我発達理論の観点からみてみると

自己防衛的段階(1人称的視点)のステージ(2~6歳)では

まだ、相手の立場に立って物事を考えることはできません。

Y君は絵本の中では捨てられたあかちゃんに同情する

ようなリアクションをしていました。

共感する心はしっかりと育っています。


次の規則志向的段階(2人称的視点の発見)のステージに入ると

相手の立場にたってものごとを考えることができるように

なってきます。

Y君はちょうど、1人称的視点から2人称的視点への移行期

のようです。

この時期に大切なことは、ルールに従うことで受容と保護が

得られなければいけません。

「妹は赤ちゃんだし、お兄ちゃんだから我慢しなさい」と

言われてばかりでは不満が募るのも当然のことです。



「妹がオレの大事なものをぐちゃぐちゃにした!」

「妹がオレを叩いた」等々・・・の兄弟ケンカの時

大人からすれば「赤ちゃんだから仕方のないことでしょ」と

すぐに結論をだしたいところを

まずは、お兄ちゃんの言い分をしっかり聞き入れ(受容)

共感をし守ってあげる(保護)ことが優先されると

子ども自身気持ちに余裕ができ、冷静な判断ができます。


Y君のママと話し合いをして、兄妹ケンカの対応を変えられた

そうです。(さすが行動が早い!!)

ママ「〇(妹)の方が悪いね〜」と共感してあげたところ

Y君「赤ちゃんだから仕方ないよね」と言ったそうです。


これは4,5歳の子でも同じで

兄弟でリボンクラブをしていた時に

弟のおもちゃを取り上げたお兄ちゃん☆君(5歳)に

「☆君も欲しかったんだ。今◇君(弟)が遊んでいたんだけど

 ☆君は今じゃないとだめ?

 だったら☆君が遊んでから返してくれないかな?」

と言うと、しばらくしてからそのおもちゃを投げ捨てる

ようにですが、弟に返してくれました。

☆君の精一杯の対応に投げたことに関しては何も言わずに

「ありがとう」といって受け取りました。



子どもが他者の視点に立って考えるようになる為には

大人が指示や命令ばかりを繰り返していては

自分で考えて判断する機会を失ってしまいます。


「あかちゃんなんか大嫌い!」の裏側には

必ず子ども達なりの事情や言い分あります。

そこを大人が察しであげたり、援助してあげたりすることは

大切なことです。








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カテゴリ:子どものあそび心理研究所
テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育
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