TOP2013年09月

子ども自身の発見する力と大人の視点

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写真はシリンダーにペグを入れているところです。

大きさの違うペグを視覚だけで判断して入れるのは

2才児さんには難しく、試行錯誤しながら入れてます。


「そんなのすぐわかるでしょ」と大人は思ってしまい

がちですが、小さな子が大きさの概念を学習する時には

こういう身体感覚を使った経験が、後々の学習に繋がって

いくようです。

この年齢の子ども達は、楽器を使ってぞうさんの音を

表現したり、ネズミさんの音を表現したり

大きいものは大きな音、小さいものは小さい音を

イメージして音遊びをするのも大好きです。

大きさの概念をいろんな角度から学習しているようです。



話は変わりますが・・・

先日リボンクラブの☆君(年長)ママとこんな会話をしました。

ママ「この前は、リボンクラブにくるなり訳の分からない実験する

  とかいって迷惑かけて本当にすみません。」

レオ「エー~☆君すごいじゃないですか!〇さん、☆君のやってる

  こと分かっているって思ってましたよ。

  私の説明不足ですみません!!」


実際、☆君がどういう実験をやったかというと

白いスポンジを見つけて来て

「レオさん実験していい?水も使っていい?」と言うので

☆君の希望通りにバットや器を準備してあげると

一人で勝手に実験をはじめました。

水にスポンジをつける→スポンジを絞る

そこで☆君が発見したものは!!

「水につけるとスポンジの重さが重くて、絞ると軽くなるよ!」

と嬉々とした表情で自分の発見したことを報告してくれました。

私は「☆君すごい発見したね!」と☆君には伝えたのですが

ママの目には、☆君がレオさんにいろいろ我がままをいってる

というふうに映っていたのでした。




白いスポンジは、色水につけて色の変化を楽しむために

買っていたものなのですが

たまたま遊びの延長線でやってみたら、水につけたスポンジが

「重かった」、絞ったら「軽かった」ということを発見した

☆君の感性は本当に素晴らしいと思います。


大人側の常識や躾、教えようとする思惑が強すぎると

一番大切な子ども自身の良い部分を見逃してしまいます。



私の仕事の一つは、子どもの良い部分をきちんと認め、評価し

お母さん達にお伝えすることだと思っています。

上記の☆君の例のように、同じ子どもの行動を目の前にして

見方によっては全く違った認識になることは多々あることです。


子どもは、他の人が発見したことを教えられるより

どんなささやかなことでも、自分で発見したことの

喜びの方が何十倍も嬉しいことのようです。


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子どもの全てを受け止める勇気

「息子が運動会で逆上がりができなくても

      受け止めてやろうと思っています。」

という年長さんの☆君のママの言葉にすごく感動しました。


勿論はじめからできなくてもいいと思われていたわけではなく

幼稚園の先生から「今まで年長さんで逆上がりができなかった

子はいませんから・・・」と言われ

家庭では、☆君を励まし、近所の公園で練習したり

努力をされていました。

☆君は「逆上がりができるようになりたい」という気持ちの

一方で、自信を無くして元気がなかったり、イライラして

落ち着かなかったり、明らかにストレスになっていました。

ママは、いろいろ悩まれた結果

最終的に「逆上がりができなくても受け止めてあげよう」

という答えを出されました。



勿論、ほとんどの親御さんは子どもが苦労しないように

できるだけのことをしてあげたい、という優しい親心を

持っています。

しかし、子どもが親から自立していく段階で、子ども自身が

目的を決め、問題解決をしていかなければいけない場面が

増えてきます。

いつまでも親が子どもの問題を先回りして解決していても

子どもは成長できませんから・・・。


子どもが上手くいったときに喜んだり、褒めたり

ご褒美を買ってあげたりすることは簡単なことです。


では、出来なかったとき、親はどうするか?

子どもの出来なかった気持ちに共感できるか?

子どもの支えとなってあげれるのか?

・・・親としの器が試されるなぁと感じます。

親の気持ちが揺れたり、不安になったりすると

子どもは敏感に感じ取ります。

逆に親の覚悟が決まると、子どもは安心して

チャレンジできるようです。

上記のママの子どもさんは

最近は「大丈夫!大丈夫!運動会までできるから!!」

と言っているそうです。

(前回に比べ、リボンクラブでとても落ち着いていました。)

子どもさんの言葉を信じつつ、できなくても大丈夫だよ

というお母さんの器の大きさは、子どもの成長に必ず

プラスに働くでしょう!!

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どんぐりの実がなりました!!

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3年くらい前に熊本のあそびのアトリエから頂いた

小さなどんぐり木が今では2mくらいの大きさに成長しました。

今年初めて小さな実をつけました~

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ピザ作りから見える子ども達~

おひさまクラブの子ども達から

「ピザ作りをやりたい」という希望があったので

ピザ作りをやることに~


日頃は人の話を聞くのが苦手なグループの子ども達ですが

ピザの生地を作るために、粉や塩・砂糖・ドライイースト

の分量を自分で計り生地をこねなければならないので

いつになく「レオさんどうすると?!」と真剣に聞こうとする

子ども達!!

先にやった子が、後の子に教える関係を作ってやると

子ども同士の距離がぐっと縮まり良い雰囲気になります。

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4年生の☆君は「冷凍ピザでいいやん!!」とも言いつつも

手を動かしだすと、ピザ生地をこねながらいろんな話を

してくれます。

学校の給食が嫌なこと、給食に虫が入っていたこと、野菜が嫌い

なこと、野菜を小さく刻んだら食べられるようになったこと・・・



すぐにふざける2年生の◇君が熱心に作っていたので覗いてみると

ピザ生地を可愛い顔にしていました。

ハート型に作る子もいます。

1つはママやパパに持って帰るという子もいます。

「いつも美味しい料理を作ってくれるおばーちゃんの

お土産に持っていく」という子もいます。

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ピザを捏ねながらする、なにげない会話

生地を粘土のように捏ね、好きな形や模様を表現

自分の大好きな人のために作る、思いやりの心


会話力、表現力、道徳教育…

これらのことは誰かに教えられるものではなく

日常の生活の中で互いに学び高め合うのだということを

改めて感じました。


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お友達の泣き顔を真似する1才児さん

今日は熊本のリボンクラブに行ってきました。

午前中の3人の1才児さん、とても個性的で可愛い!!


印象的だったのは、もうすぐ1才になる☆ちゃんが

おむつ替えをしている時に泣き出しました・・・

すると、1才2か月の〇君が☆ちゃんの様子を覗き込み

自分も同じように、泣いている表情を模倣していました。


〇君はとても社交性のある子どもさんで

顔を合わせるとニッコリ素敵な笑顔で微笑み

いろんなおもちゃを周囲の人に配ってまわったり

コミニュケーションを取るのがとても上手な子です。



そんな〇君の様子を見ていてアリソン・ゴプニックの

言葉を思い出したのでご紹介します。

感情のこもった表情をすると、それだけでその感情が

わいてきます。このため、相手の表情をまねることは

自分の表情を豊かにする実地訓練になります。

相手が笑うのを見て、自分も笑う、するとなんだか

幸せな感じがしてくるので、相手もそうなんだろうと

推測する。赤ちゃんの模倣は、生得的な共感能力の

現れであるとともに、その共感を広げ、精緻にしていく

手段でもあるわけです。赤ちゃんは生まれつき

ママの喜びや痛みは、自分の喜びや痛みと同じものだと

知っています。そこからさらに、いろいろな表情を

模倣しながら、人間の複雑な情緒を学んでいくのです。

     アリソン・ゴプニック著「哲学する赤ちゃん」より

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4才児さんゲーム三昧!!

4才になったばかりのお2人さん。

前半は、2人でままごとや病院ごっこで大騒ぎ!!

アクセル全開といった感じです。ブレーキはききません…

とはいっても、ごっこ遊びは充実していて

大笑いしたり、声が大きかったり、出しっぱなしだったり

という一面もありますが

2人とも気持ちが解放されて、とても良い感じです。


後半は、ゲーム三昧

神経衰弱ゲーム

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たまごっちショッピングゲーム

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カードの絵のように積木を並べるゲーム

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神経衰弱は我慢できずに、こっそり絵柄を覗き見

自制することは難しいようです…

他のゲームはアクセルを踏みつつも、しっかりブレーキを

利かせて、ゲームを楽しんでいました。


2人とも発散と集中が遊びの中でバランスよく

できているなぁと感じました。


ママがお迎えに来ると、2人ともママにベッタリ甘えたり

「帰りたくない」と我がままをいったり

ママの愛情をしっかり補給していました



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二足歩行~ぼくあるけるよ!!~

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足腰しっかりしている1歳4か月の☆君、ハイハイの期間が長く

たっちはしても、前に1歩2歩と足がでませんでした…

前回のリボンクラブから2週間の間にやっと歩き出したそうです

バランスを取りながら懸命に歩いている姿すごいです!!

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キッチンコーナーでは

入れるものと入れられるものの関係を繰り返し探索中

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座布団をわざと床に落としてニッコリ!!

「おちたね」と言うと「オチタ」とオーム返しをします。

「もとにもどしてね」と言うと、座布団を拾って

裏表を確認しながらもとにもどしています。


★二足歩行

★ことば

★道具の使用

1才~2才にかけての発達を確実に歩んでいます。

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病院ごっこセット


お人形に包帯~

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恐竜に包帯~

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体温計、お薬、聴診器・・・等々病院セットを使って

お人形や恐竜、もちろん人も治療してくれます!!


子ども主体のごっこ遊びは、コミニケーション力や

問題解決能力を体験する絶好の場でもあります。

一緒に参加したり、やりとりをみていると

成長している様子が伺えます!!

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思い通りにならないこと・・・

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年長さんの☆君が「大蛇山を作りたい!」とはりきって

きました。

ママと一緒に設計図を作り、木を使って大蛇を作る

イメージがあるようで、☆君と相談して材料をそろえました。

御神輿の土台?や大蛇のイメージが☆君の頭の中で

しっかりと固まっている為、私が少しでも意見を出すと

「チガウ!チガウ!」と大激怒!!

棒をノコギリで切ったり、釘を打ったりは上手いのですが

木片等の固い素材は自分のイメージのようにはいかずに

イライラ度がマックスになってきた☆君、上手くいかず

大泣き、大暴れ



☆君は小さいころから、レゴや工作、積木等が好きで

完璧に作りたい欲求が強く、ママや私に「作って~!」

と依存することが多い子だったので

家庭でもあそびのアトリエでも、できる範囲で☆君の

要求に応えるようにしていました。

そうしているうちに、成長と共に自分でできる範囲が多くなり

工作も積木やビルダーシステムも上手に工夫して

遊べるようになってきました。



ある程度のところで妥協して柔軟に変更してくれれば

とも思いますが・・・☆君はそうはいきません。

☆君のように諦めずに粘り強く、手を動かし頭で考え

自力でやってみることも大事なことではないでしょうか?


思い通りにいかないことを、大人が言い聞かせたり

ごねないように先回りをするよりも

「思う存分やってみる」「思い切りごねて泣く」

やるだけやった子ども達は、きっと次への新たな

ステップに進んでいきます。

大人のあたたかなまなざしがあれば

子ども自身が乗り越えていくことでしょう。








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ぼく6才になったよ!

6才になった☆君、あそびのアトリエにくるなり

「レオさん!今日幼稚園のお誕生会でこれもらった。」と言って

手作りのメダルを誇らしげに見せてくれました。

☆君は、夏休みに入ったくらいから、落ち着きがでてきて

しっかりとした表情に変わってきていました。

お友達とのコミニュケーションや距離感をとるのが上手くなり

自信がついてきた感じです。


☆君は、住環境(マンションで大きな音を出せない)や

☆君自身の繊細で傷つきやすい性格等・・・

いろんな要素が絡み合い、不安感が強く何か気に入らない

ことがあると泣き叫び周囲の大人を困らせていました。

幼稚園に通いはじめてからは、幼稚園で我慢をした分

リボンクラブや家庭で爆発することが多々ありました。


もっと子どもが騒いでも大丈夫なマンションだったら・・・

もっと☆君の気持ちをわかってくれる幼稚園だっら・・・

もっとお父さんのお仕事が忙しくなかったら・・・等々

☆君の為にできることをなんとかしてあげたいのですが

残念ながら全て思い通りにいくことはありません。


私達大人にできることは、☆君がなぜ不安なのか?

なぜイライラしているのか?を理解、共感し

☆君が楽しめる環境を準備してあげたり

「☆君大丈夫だよ!」というメッセージを送りづづける

ことを大事にしてきました。


☆君を取り巻く環境は大きくは変わりませんが

行きつ戻りつしながらも、成長と共にいろんな問題を

乗り越えて、たくましく成長していく子ども達

本当にすごいなぁーと感動します。


あそびの心理研究所のジジさんの言葉が脳裏に浮かびます。

「悪くなりたいと思って大きくなる子はいない

   みんな良くなりたいと思って生きているんです。」


大人ができることは、良くなりたいと思っている子どもの

支えになってあげることくらいです。

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2才児さんの遊びの様子

大玉のひも通し

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棒さし・ビーズさし

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表情をみてわかるように

とても熱心に遊ぶ2才1ヶ月の★ちゃんです。

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子育てに悩みはつきもの?!

精神科医の岡田尊司先生は、医療少年院で仕事をされた経験から

犯罪を犯した少年少女達と接する中で、母子の愛着関係の大切さを

科学的裏付けと具体例をあげながらわかり易く説明されています。


「お腹を痛めて産んだ子だらか可愛いという言い回しには、深い

真実がある。陣痛の最中大量に分泌されるオキシトシンが

母子の絆を一気に高め、授乳を通して、その絆さらに持続的な

ものとなっていく。

抱っこや愛撫といったスキンジップが重要なのは

このオキシトシンの分泌が、スキンシップによって促される

からだ。

オキシトシンの分泌が悪かったり、オキシトシンと

結びつくはずの受容体の数が少ないと、この仕組みが

上手く働かない。

不安を感じやすく、神経質で潔癖になるだけでなく、人との

接触や、子どもの世話をすることにも喜びを感じにくい。」


「イギリスの小児科医であり、児童精神科医の草分け的存在

でもあったウィニコットは、母親が子どものことに全神経を

傾けて過ごす母性的没頭こそが、この基本的安心感を

育むことだと考えた。

ウィニコットの臨床的な経験から、そう推測したのが今では

脳の分子レベルの研究から、そのことが裏付けられている。」


「オランダで行われた研究によると、生まれて間もない段階で

気難しいと判断された百人の赤ちゃんを2グル―プに分け

一つのグループは通常の対応だけを行い、もう一つのグループ

では、子どもに対する反応を意識的に増やすように指導した。

すると、1歳の段階で調べてみると、通常の対応だけの

グループでは、不安定な愛着を示すケースが過半数に達し、

反応を増やすように指導したグループでは、ほどんど全例が

安定した愛着を示したのだ。しかもこの効果は2歳の時点

でも持続していた。」

「最近の研究によると、日本人などアジア系の子ども達は

白人の子どもなどに比べて、不安の強い遺伝子タイプの

持ち主が多く、母親からの影響を、欧米人以上に受けやすい

ことがわかってきた。

白人は、鈍感なタイプが六割を占めているが、日本人などの

アジア人種は、割合が逆で、三分の二が敏感なタイプだ。

欧米で当たり前のように行われている子育てのスタイルを

そのまま真似することには、落とし穴があるということだ。

少しくらい愛情不足な環境で育っても、あまり関係なく

育つ人も、三分の一くらいはいるが、三分の二の人は

影響を受けやすく、中でも三分の一の人は、かなり敏感

なのだ。」

「幼いころに母親との間で育まれた愛着パターンは

かなりの恒常性を持つことが知られている。大人になった

段階でも、七割くらいは、幼いころの愛着パターンが

保持されているのだ。

ただし、一部の人では、大きく変化する場合もある…(略)

幼年時代がいくら幸福で恵まれていても、その後の体験が

大きな傷を受ければ、愛着が不安定になることも起こりうる」


「もう一つ、普通の家庭に起きやすいのは、子どもに対する

過度な支配やコントロールによって、母親が子どもの

主体性を侵害するという状況だ。母親は最善を尽くし

良い親をしているつもりでも、子どもが求めている

ものとの間にギャップが広がり、愛着は不安定となって

いく。子どもの気持ちを汲みとれていないからだ。

親との関係がもちろん重要だが、年齢が上がるとともに

その子を取り巻く、友達や教師などの関係も重要に

なっていく。安心していられる場所が確保され

安全基地になって、その子を見守ってくれる存在に

出会えること。たとえ家庭が不安定でも、その子の

愛着は次第に安定したものに変わっていく。

母親の役割は、外の世界とのかかわりにおいても

その子が安心できる環境や安全基地となる存在に

恵まれるように、さまざまな働きかけをすることだと

言える。(略)もちろん、母親の力だけではどうにも

ならない部分も大きい。社会全体が優しさや余裕を

失い、自分を守ることに汲々としたり、融通のきかない

ルールで杓子定規な対応をしたり、多数派の都合ばかり

優先したりするようになると、不安定で立場の弱い

ものは、ますます居場所を失っていく。

その意味で、母という病は、母親だけに原因があると

いうよりも、母親や子どもを守れない社会にも

原因があるということだ。」



前回記事にした双子ちゃんの例は、超未熟児で生まれ

一年近くも病院で過ごし、まして双子ということで

愛着関係の面からいうとすごいハンディーですが

ご両親の努力と周囲との連携で、時間はかかりますが

ハンディーを乗り越えていってるなぁと感じています。


困難を乗り越えた親子は、その後の人生の大きな

自信となるに違いありません。


岡田先生は、母子の愛着関係は1歳半までが大切だと

言われていますが

「自然分娩できなかった」

「母乳で育てられなかった」

「母親自身が愛着に問題をかかえている」

「家族間にトラブルがある」…等々

いろんな事情で愛着に問題を抱えたケースは多く

問題意識をもって、努力することで改善されていく

のだとも言われています。


あそびのアトリエの仕事を通して感じていることは

私自身も含まれるのですが、自信に満ちて子育てを

されている方はほとんどいません。

親御さんは子どもを愛するがあまりに、大なり小なり

それぞれの問題をかかえて日々奮闘されています。


逆に、あそびのアトリエを、子どもの息抜き・発散の場

くらいに捉えて、あまり問題意識を持たれていないと

我子がSOSの信号を発していても気付かなかったり

勘違いの対応になっている場合もあります。


子育てに悩みはつきもの~

ゆっくり しっかり まちがいながら、反省しつつ

子育てを楽しめたらいいですね。


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ブドウとイチジクを収穫!

粒は小さいですが結構あまいです

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皮も種もモリモリ食べてま~す!!

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今年はイチジクも収穫できました。

たくさんはないので包丁で切り分けてます。

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クールでアイスでバニラアイスを作って

イチジクをのせて食べま~す

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大人が手をつないで子育てをすることの大切さ~

先日、双子ちゃん姉妹(2年生)の担任の先生とお話する

機会がありました。


2人は500g台と700g台という超未熟児で生まれ

生後1年近くを病院で過ごし、ご両親はいろんなご苦労をされて

子育てをしてこられました。

思い返すと、はじめてあそびのアトリエに来たのは4年前

2人とも緊張してすごく固い表情だったのが印象的でした。


病院の診断では、身体的にも精神的にも遅れがあるということで

子ども達に負担がかからないように

ご両親が何度も行政や学校と話し合いをされて

小学校に1年遅れで入学をし、普段の学習は支援学級がメインで

体育等の集団活動はクラスでやっているそうです。


2年間担任してこられた支援学級の先生が

「先日は体育の授業で、上手く飛べるグループと苦手なグループに

分かれて縄跳びをしていたところ、恥ずかしがり屋の〇ちゃんが

自分から上手く飛べるグループに入りたいと言いだし15回も

飛べたんですよ!!

夏休みのあそびのアトリエでのお泊り会や女子会の

話もしてくれました。楽しかったようですね。

学習面も、普通学級の子よりもできる面もあるんですよ…」

と話されました。


700g台で生まれて〇ちゃんは、母子分離が上手くいかず

情緒面が不安定でいろんな面で萎縮していましたが

最近は、お友達とのコミニュケーションが上手になり

積極的な面が多々みられるようになっていました。


500g台で生まれた★ちゃんは、物事を推測することが

苦手なのですが、自分で疑問に感じたことは全て

「どうして」「なんで」と質問をしてきます。

ごっこ遊びが大好きな子です。

学習に対してもとても真面目で積極的です。



まだまだいろんな心配はありますが、少しずつ着実に

それぞれのペースで成長していく様子がうかがわれます。



双子ちゃんのママは、2人を見守る周囲の人達

(病院、療育施設、保育園、学校、学童保育・・・)

をたくさん作られているのが素晴らしいなぁと感じています。

そして私も微力ではありますが、その中の一人として2人に

かかわっていることがとても嬉しいです。



子育ては、親だけ、幼稚園だけ、保育園だけ、学校だけ、

幼児教室だけ、もちろんあそびのアトリエだけでできる

ものではありません。

個人プレーで上手くいくものではないなぁーと感じます。

子どもの周辺の大人達が協力し合って、子どものことを

一緒に考え合う仲間を作ることが、とても大切だなぁと

思います。

現に双子ちゃんは、いろんな課題を乗り越えて、スクスクと

育っています!!



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トンカチとノコギリ

何をしてもつまらなそうな★君にトンカチと

ノコギリを提案してみました。

かなり興味あり!!

熱心に切りはじめました。

途中で投げ出さず最後までやり通しました。

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その隣でトンカチで釘を打っていたY君

だんだんとパワー全開になってきました!!

トンカチをガンガン叩き始めたので、厚い板を用意して

石を割ることにしました。

用心しながらですが、かなり力強くたたいています。

さすが男の子!!

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何かを作るところまではいきませんが

ノコギリで切れた達成感

トンカチで割った達成感

子ども達の表情はイキイキしています。


壊す勇気は、次なる新たなものを作り上げる

ステップでもあります。

怪我のないよう思い切りやって下さい!!

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物の仕組みを探求する1才児さんの様子

マジックテープの食材を包丁を使って切っている

1才6か月の男の子

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サッシや網戸の開閉、鍵の開閉ができるようになった

1才3か月の男の子

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食材切りをしている子は、私が一度やって見せただけで

真似をはじめました。(上写真)

はじめは片手だけで切ろうとしたり

包丁の刃が食材の切れ目に入らず苦戦していましたが

試行錯誤するうちで段々上手になってきました。


窓の開閉をしている子は(手を挟まないかハラハラしますが)

熱心に何度もやりたがります。(下写真)


その他にも、キャップの開閉、2面鏡の開閉、ネジの開閉

ボックスの蓋の開閉…ありとあらゆるものに興味深々で

じっくりと探索する2人。


この時期の遊びで大切なことは~

★子どもが興味や関心を示しているもの

★大人がゆっくりやってみせる

★子ども自身が自分の手を使って何度もやってみること

上記のことをしっかりと保障してあげると

物に対しての好奇心や探求心が育まれていくようです。

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カテゴリ:元気な探検家 1歳児
☆君(5才2か月)の葛藤

年長さんグループに入った時の☆君は~

年上のお兄ちゃんの言うことに従い、我慢をしながら

やりとりをしている様子が伺えます。

☆君が家から持ってきた手作りおもちゃを

年長さん「☆君これかして!」

☆君「・・・いいよ」

表情は硬く我慢している様子が伺えます。

みんなでピザ作りやスライム作りをする時も

我慢して順番をまって作業していました。




後日、年少さんとペアになった時の☆君は~

☆君が見ていた絵本を、年少さんが横から覗きにくると

「見たらダメ!あっちいって」と本を抱きかかえます。


私が「☆君スライムの作り方を〇君に教えてあげてよ」

  とお願いをすると

☆君「ぼく、もうやったことあるからイヤだよー」


と終始こんな感じ…「やり過ぎたかな?」と自分で

感じると「わかった、わかった、貸してあげる」と

いう場面もみうけられます。


一連の☆君の様子をみていると、人の感情は簡単なものでは

ないなぁ~とじみじみ感じます。



「自分が!自分が!」が通らなくなってくると

     ↓

「どうしたら自分が有利になるか?」

「強い人、大きい人には従った方がよさそうだ」

「小さい子になら勝てそう?!」

     ↓

「お友達の気持ちは?」

「自分も嫌なことはお友達も嫌だろうな?」

     ↓

「お友達と遊びたい」「仲良くするにはどうしたらいい?」

「少しだけ我慢してみようかな」




☆君に限らずに一足飛びに、お友達の気持ちを察して

仲良く遊べるようになる幼児は見たことがありません。

お友達を警戒して距離を置く子は別ですが

仲良くなってくると必ずお互いの主張がぶつかり

あって問題が発生します。


大人が問題を制裁するのは簡単なことですが

子どもにとってみれば「ママから怒られたこと」

「先生から怒られたこと」だけが心に刻まれて

時と場所を変えて同じことを繰り返します。

子どもが抱えた葛藤や矛盾を「そうだったんだ。嫌な気持ち

だったね。」と一緒に共感して包んでくれる大人の存在が

あるだけで、いろんな経験を通過しながら、相手の気持ちを

考えて行動できる人に育っていくのではないかと思います。



☆君の心の通過地点、しっかり見守っていきたいと

思っています。



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「ことばの理解」と「ことばの表出」

リボンクラブでは、話を聞いて理解することも大切に

考えています。

子ども達が、関心を向けやすいもの?!やはり「食」

ということで…話をよく聞いてピザ作りにチャレンジ!!



ピザ作りの作業の様子

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段取り、分量、手順…しっかりと話を聞き

記憶をしておかないといけません。

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夏休み企画に熊本から来てくれた☆君のリクエストで

スライム作りにもチャレンジです。

これもしっかり話を聞いて分量を量らなければ

いい感触のスライムはできません。

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遊びの様子

部屋中がレストランになったり~

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列車になったり~

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ピザやスライム作りは「ことばの理解」

列車やお店屋さんのごっこ遊びは「ことばの表出」

どちらも大切なことだと思っています。

もう少し詳しく説明すると

「ことばの理解」とは

 ●単語の意味を理解する力

 ●指示に従う力

 ●話を理解する力

 ●情報を記憶する力

「ことばの表出」

  ●言葉の数

  ●文法

  ●言葉を思い出す力

  ●経験を話す力

  ●考えを表現する力
 
            「あそびの心理研究所」の学習会より~


幼児期の「ことばの表出」は、学童期のように話をしたり

作文にしたりする前段階で

遊びの中で体験したことを道具を使って表現しながら

「ことば」がついてきているなぁと感じます。

(勿論、幼児期でもお話の上手な子もいて、個人差はありますが)

ことばの表出が苦手な子、ことばの理解が苦手な子は

あそびの中で具体的に物を使いながら(おもちゃ)「ことば」を

豊かに膨らませてあげることが大切ではないかと思っています。


大人は「ことばの理解」の方に目がいきがちですが

まずは「ことばの表出」ができるように

大人が子どもの「ことば」に耳を傾けたり

遊びを豊かにすることが大事だと思います。





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カテゴリ:乳幼児のことばについて
テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育
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