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本紹介「子どもが体験するべき50の危険なこと」

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タイトルが面白そうだったので買ってみました。

著者のゲイバー・タリー氏はカリフォルニアで子ども達に

モノづくりを教えるティンカリングスクールを開設されていて

います。そこでは、すべては無茶をやることから習得された

というゲイバーの信念に基づき、壮大な構想、クレイジーな

観念、想像力の直感的な飛躍が尊重され育まれるのだそう

です。


本の中には50の危険なこと、例えば「車の窓から手を出して

みよう」「9ボルトの電池をなめてみよう」「ポリ袋で爆弾を

作ろう」「紙コップでお湯を沸かそう」等々・・・

大人は「危ないからやめなさい」と一蹴してしまいそうですが

でも、子ども達はやってみたい!又はやっていいの?と言

いそうなことばかり。

大人と一緒にやるのはもちろんですが、やり方、注意事項、

発展した科学的な視点での説明もあります。


本のはじめに、ゲイバー氏はこう書かれています。

もちろん、子ども達を危険から守ることは必要です。

それは社会人としての私たちが、子ども達に約束して

いることです。しかしそれが過保護になってしまっては

子ども達の危険に対する判断力が養われず、社会の責任

が果たせません。私たちがするべきなのは、未知のものと

本当に危険なものとを区別つけられるよう、子ども達に学

ばせることです。(略)

「読み書き計算の力は、新たな知識を獲得するための

そしておそらく「力量」を育てるための窓口に過ぎません。

森の中で育った子ども達は、本で森のことを学んだ子ども

達よりも、実際の森の中で快適に過ごせるはずです。

同じように自分でたき火を起こしたり、木に登ったりした

経験のある子のほうが、それをビデオでみただけの子ども

よりも、そこで目撃した物理的現象を、ずっと深く、具体的

に理解できます。(略)

「力量」とはなんでしょう。私は現実世界で困難な問題に

遭遇したときに、うまく対処できる力だと考えています。(略)

「力量」ある人は、物をいじくり回して仕掛けを探るくせが

あります。彼らはよく質問をします。答えが得られないときは

自分で答えをみつけようとします。(略)「力量」のある人は

自分に自信を持っています。力量は自分を構成する部品の

ひとつなのです。なぜなら、どんな状況で何が起きても

対処できることが自信につながるからです。



とても共感しました。子ども達は、あらゆることをやってみたい

と思っています。それにはたくさんの危険なことも含まれます。

危険なことは全て取り除くのではなく、何がどれくらい危険

なのかを知り、危険な物(ナイフや火等)を「危険だから使わ

ない」のではなく、経験を通して上手く使える方法を体得す

れば、子どもの大きな自信に繋がり、自分の力でできることが

グンと増えます。そういう繰り返しをしながら、心や身体が

知識とともに育まていくのだと思います。

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「その島のひとたちは、ひとの話をきかない」(青土社)

「その島のひとたちは、ひとの話をきかない」(青土社)

著者の森川すいめいさんは自殺が少ない「自殺希少地域」を

研究されている精神科医です。

私もまだ本は読んでいないのですが

ネットのの中で森川さんのインタビューを読んで

共感する部分があったので少しだけご紹介します。




失敗してもいい」という大人のフォローが子どもの力をはぐくむ

若い人たちの自殺が社会問題化しています。あえて、お伺いしたいのですが、子どもたちの自殺をどうやったら止めることができるとお考えですか?

この議論をする時には、「外」と「自分」に分けて考えるといいかなと思います。まず、「外」ですが、鎌倉市図書館の話にもあったように、どこかに居場所をつくったり、環境をととのえたり、その質は高めていかないといけません。かつて、フィンランドでは自殺で亡くなる人がとても多かった。そこで、1986年から本格的に対策が行われ、自殺が一気に減りました。国がたくさん居場所や人を助けるシステムとつくり、そこにお金をかけたからです。次に「自分」ですが、フィンランドは同時に、個人の教育、一人ひとりの力を高めることもやりました。

じゃあ、日本の若い人たちをどうするかといった時、若くない人たちがこんなに生きづらい社会の中で、「外」をなんとかするのはとても大切ですが簡単ではありません。そこで、一人ひとり、どうしたら生きやすくなるのかという学びを知るのを同時に行うことが大切です。。受験勉強ばかりしていると、人との関わりが減るので、コミュニケーションがどんどん下手になり、人間関係がすぐ悪くなってしまう。SNSは自分の好きな人とばかり集まってしまうので、自分たちと違う人がわからなくなる。自分の中の多様性と、多様性を包摂する力は、こうした環境だとなかなか育ちません。

だから、子どもたち同士で遊んで、たくさんケンカして、ケンカした後にちゃんと話し合えるようにする。20回くらい失敗しないとわからないこともあります。失敗したら排除するんじゃなくって、「失敗していいんだよ」という環境を、大人が整えるのがとても大事です。ルールでがんじがらめにしてしまうと、子どもは自分の人生を試せないと思います。試してみて、たとえ失敗しても、フォローしてもらえるということが、子どもの一人ひとりの力がついていくことにつながる。その力がないと、対症療法しかなくなってしまいます。

自殺希少地域における岡さんの研究で一番、印象に残ったのが、先程も話にあった近所付き合いの意識調査で、立ち話程度が8割ということです。多くの人とたくさん軽いコミュニケーションをとって、対話に慣れる。対話に慣れることで、人は孤立しなくなる。そういうことがあるのだろうなと思います。




森川さんの研究は、子どもが育つ環境を考えるときに

とても参考になると思います。

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11匹のねこどろんこ

11匹のねこのシリーズでジャブという恐竜がでてくる

「11匹のねこどろんと」という絵本があります。

内容は「11匹のねこと友達になった恐竜のジャブが

ある日、ねこ達に山でとれリンゴを持ってきてくれます。

しかし、ねこ達が庭に干していた魚を「お返しに~」
 
ということで、ぜんぶ持って帰ってしまいます。

怒ったねこ達はジャブにイタズラをします。

その後、ジャブがと会うことがなくなりねこ達は

イタズラしたことを後悔します…

そして月日は流れ、ある日ジャブが我子を連れて

ねこ達の家にやってきます。」というようなお話です。



ジャブはちょうど3歳児さんのようです。

3歳さんは「貸して」という言葉は知っています。

欲しいものは何でも「貸して」と言えば、貸してもらえる

と思っていて、相手の合意も得ずに「貸して」と言って

おもちゃを取り上げてしまうシーンはよくあることです。


大人は「うちの子は意地悪だ!」という目で子どもを

みないで、まだ相手の気持ちになって考えることが

できない年齢なのだと知っておいて欲しいと思います。


そういう時の、大人の対応としては「◇ちゃんはまだ貸し

たくないんだって」とか「△君が遊んだ後に貸してもらおう。

少し待っていよう」等々、相手の気持ちを言葉にしてあげ

たり、こうした方がいいかもしれないよということをアドバ

イスすることは大切です。

それでも強引に取り上げてしまう子、大喧嘩になる子

いろんなハプニングがおこりますが、これはこれで葛藤

をする中で11匹のねこ達のように心が成長していくの

ではないでしょうか?

11匹のネコ

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