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子どもの失敗や負の経験から得るもの



マイコさんの記事

「自己肯定感や自信というのは、

暗闇の中を這いながら、

立ち上がる時に、培われる・・・」

と書かれてある文章にとても心を動かされ

ました。

その中で紹介されているTmakiさんのブログ

Follow your blissでは、失敗の経験に

ついて書かれている文章にもとても共感します。



親は子どもの失敗や負の経験を奪わず

子ども自身が解決し乗り越えていくものだと

いうことを、肝に銘じておきたいです。

その経験の中にこそ子どもの成長があるのだと

いうことを忘れないで・・・。


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ジジさんからのコメント紹介「自制心が育まれる小さな経験」

自制心が育まれる小さな経験の記事にあそびの心理研究所のジジさんからコメントを頂きました。ご紹介します。




ぼくは一人前・5歳児―自制心が育まれる小さな経験

素敵な見出しです。

「幼児教育とは何か?」と言うテーマに対して、ピンポイントに焦点が当てられているように思います。

> 2・3歳児の「欲しい」と言ってジタバタする自己主張。4・5歳児さんの「欲しいけれどジャンケンに負けたから我慢する」という自制心・・・どちらも大切な成長過程です。<

ジジもそう思います。

このような感情が成熟していくプロセスがどのようにして起こるのか?は不明ですが、おおむね4才を過ぎたころから、攻撃的な衝動が抑制されて、友愛的な行動ができるようになっていきます。

通常、攻撃性は生物にとっては必須の衝動で、身体の防衛や食餌のために発動される本能衝動と考えられています。

比べて友愛行動は、一部の鳥類の求愛ダンスや哺乳類の子育て行動に見られるということですが、ヒトの場合は赤ちゃんの時から丁寧に扱われた経験が、友愛行動を導くのかも知れませんね。

> 負けが2~3回続き、険悪な雰囲気に、~〇ちゃんの眼は涙でいっぱいになり、いつまでもゲームが始まりません <

なんだか見ていてセツナイ瞬間ですね。

それでも子どもたちは、こうした小さな経験を積み重ねながら、ジブンの中の攻撃衝動と新しく芽生えて来る友愛衝動に、折り合いをつけていくことを学んでいくのでしょう。

「あそびとは何か?」という問題について、攻撃性という本能衝動にコントロールされることなく、「好奇心」という比較的新しい衝動(系統発生)によってコントロールされる行動だそうです。

この、スイスの生物学者アイブル・アイベスフェルトの「あそび定義」は、衝撃的で面白いと思いますね。

ヒトに特徴的な、大脳新皮質とくに前頭葉の働きは「抑制機能」と言われていますが、あそぶ領域を広げることで発達してきたのかも知れませんね。

ホイジンガの「ホモ・ルーデンス」では、人類の様々な文化はあそびから始まったと書かれています。そして、アイベスフェルトは「哺乳類の育児行動」にその起源を求めています。

ヒトの赤ちゃんでは「いないいないばぁ~」の相互交流から始まって、ハイハイ期の知覚行動、視覚と手指を使った1歳児からの探索行動、2才からの表象行動、そして3歳でおおむねパーソナリティを形成します。ここで言うパーソナリティーとは「ジブンの型」です。精神分析学用語でいえば「内的表象」、ボールビーのアタッチメント理論では「ワーキングモデル」です。

4・5才になると、これらのワーキングモデルを形成した人たちが、互いに交流するわけですから「すったもんだのデキゴト」が起こるのは当然かもしれませんね。

そして、6歳以後になると協同する世界が開けています。

「なぜそのようになるのか?」

その理由はよく分からないのですが、アイベスフェルトの推測では、その群れの中に未来の配偶者がいる可能性が高いと言うことです。

子どもたちにとって「あそぶこと」は、なによりも大切なことのように改めて思いますね。

〇ちゃんも☆ちゃんも、レオさんに迷惑かけながらあそんでください。




ジジさんの言われるように、私の仕事は、子どもをお利口

さんにさせることではなく、子どもから迷惑をかけられる

ことだなぁと思います。

一人一人顔が違い、性格も違うように、一つ一つの出来事

に対応するマニュアルはなく、毎回子どもとの間で起こる

小さな出来事を、大人がどう捉え、かかわり、見守るのかは

たとえマニュアルがあったところで、子どもは一人一人違う

ので言葉で伝えることはできないなぁと感じています。

どんな小さな出来事であっても、負の感情や怒りの感情で

あっても、あそびのアトリエで起こる出来事は毎回、毎回

新鮮で私は宝物のように感じています。

大人として、子どもを危険から守る枠組みはしっかりと

持ちつつも、そこに大人の正義や思惑が入ってしまうと

無意識に子どもを操作してしまう危険性もあります。

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遊びの中での不安や葛藤

遊びは・・・

「子どもに喜びをもたらすもの」

「発達を促すもの」

「不安や葛藤を乗り越えるためのもの」

であると同時に、お友達との遊びの中では不安

や怒りや嫉妬等、心の葛藤を抱えることもあります。


もうすぐ3歳の〇ちゃんは、4歳のお姉さん2人と遊びたいの

ですが、なかなか輪に入れずに、ママとの間を行ったり来た

りしていました。お姉ちゃん達が作るハロウィンのマントと

帽子も同じように作って身に着けたい!

同じように遊びたいけど…硬い表情の〇ちゃん↓

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お姉ちゃん達のごっこ遊びがはじまると、3人の壁が

なくなり、みんなでワイワイ楽しそうに遊びだしました。

〇ちゃんは入るタイミングを狙っていたようです。

4歳の☆ちゃんが「イヤダ!イヤダ!」とリズムにのって

飛び跳ねて言い出すと、もうすぐ3歳の〇ちゃんもノリノリ

で跳びはね「イヤダ!イヤダ!」と大笑いしながら大合唱

何が嫌なのかわかりません~(笑)

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大学生になったり、小学生になったり、幼稚園に

なったり、お弁当をもってお泊りに出かけたり

大忙し!お弁当キレイにハンカチでつつめます↓

IMG_20171010_163732.jpg

学校ごっこでは◇ちゃんが「キャット&チョコレート」の

カードゲームを出してきて(お兄ちゃんが遊んでいたのを

覚えていて憧れがあるのでしょう)、どうやって遊ぶのかなぁ

と見ていると、1・2・3の数字をカードごとに分類して、何枚

あるかを数えていました。(4歳児さんの知識をフルに活用し

ています)その後はカードの字を読んでもらい、亡霊がでて

きたり、ナイフやフォークが飛んできたりする問題をどう解決

するかを考えて答えていました。

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最後に、◇ちゃんのお兄ちゃんが来てから4人で

「かいだんのうえのオバケゲーム」をやりました。

時には、お兄ちゃんがいると少し緊張感もあって

いい感じです。

オバケになると自分の駒の色がわからなくなるので

みんな大変です。もちろん3,4歳児さんは「見ないでね」

と約束をしても、とうてい我慢はできません💦

何度もオバケの下の自分の駒を確認しながらゲームを

しました。あと1年もすると自制心が芽生えてきて

しっかりゲームができるようになることでしょう!!

この時期は、この時期の遊びを楽しみたいと思います。

1年生のお兄ちゃんも小さい子特別ルールによく我慢が

できました。

IMG_20171010_170542.jpg

子どもは、小さな不安や葛藤を乗り越えつつ、少しずつ

お友達との関係を築いていく力を蓄えていきます。

ママ達は心配をし過ぎないように気を付けて下さいね。

子どもはママのあたたかな眼差しがあれば、ちゃんと

乗り越えていきますよ


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敏感な子ども達の気持ちに寄り添う~

今年の夏に奈緒美先生を通じてお知り合いになった

マイコさんのブログをリンクさせてもらいました。
      ↓
   マイコー雑記

敏感さについて、ご自身の経験をもとにとても分かり

易く丁寧に広い視野で書かれています。

自分自身のモヤモヤした気持ちを言葉にしたり

意識できるだけでも日常に変化が生まれてきます。

ぜひ、読んでくださいね。



「敏感」という概念を知ったおかげで、私自身内面を深く

意識できるようにもなり、より子どもの不安や緊張、怒り

悲しみに共感できるようになりました。

例えば最近の小学2年生の☆君との出来事~

レオ(私)「そのゲームやりたくないな~」

☆君「レオ、負けるけんやりたくないとやろ?」

レオ「・・・ちがうよ。」

☆君「ウソだ!ウソだ!負けなくないんだ!」

という会話をしました。

実は、☆君は小学生になってからはゲームに参加しない

時期がしばらく続き、自分で持ってきたベイブレイドやカー

ドゲームに執着し、誘っても見向きもしませんでした。

幼稚園のときはいろんなボードゲームをやっていたのです

が、小学生に入ってからはやらなくなりました。

私の憶測ではありますが…

学校では、様々なことを大人から評価されたり、競わさ

れたり、点数をつけられたりすることが多くなるので

それを敏感に感じて「ここでまでやりたくない!」と

いう意思表示のように感じていたので、あそびのアト

リエでは無理強いはせずに、声を掛けたり、見守って

いました。

上記の会話は☆君の心を反映している言葉でもあり

ます。カードゲームという何でもない遊び1つをとって

みても☆君にとっては「負けるかもしれない」という

不安や葛藤で心が押しつぶされそうになるのでしょう。

私とそういう会話をした後に「オレはしない!」と

拒んでいたゲームに誘われていつの間にか参加して

いました。

☆君達がはまったカードゲーム↓

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あまりにも楽しすぎてエンドレスに!?

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敏感な子ども達への対応は、受け入れ過ぎても

いけないし、押し過ぎてもいけない・・・

安心できる場所で多少のプレッシャーを感じつつも

チャレンジする中で成長していくのだなぁと感じます。

そして感情が動くまでの時間を保障したり、様々な

気持ちを受け止め、共感する身近な人の存在もとても

重要になってくると思います。

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ジジさんからのコメント「あるべき本当の自分」

自主的な遊びは子どもの心と知性を育むの記事に

ジジさんからのコメントを頂きました。




子どもたちにとってあそびとは、「あるべき本当の自分」を探求する道程かも知れませんね。

この「あるべき本当の自分」というテーマは、植物にも、動物にも、障害が有っても無くても、全ての生物に宿っているのかも知れません。ジジはそう思います。

そして私たち個々は、それらを育てる方法を知らないということです。

フレーベルは、子ども集まるところを「キンダー・ダルテン」と名付けたようですが、この「子どもの園」という意味の中には、それぞれの子どもが「あるべき本当の自分」を探していくことを、植物の庭の花々から投影したのかも知れません。そして、多くの人々が彼のアイデアを受け継いで「・・・園」としてきたのは、偶然ではないような気がします。

ジジは今、アイブス・アイベスフェルトの「ヒューマン・エソロジー」という著書を読み直しているところですが、その26Pには、このような記述があります。

「動物は、適切な時間に適応的に振る舞わなければならない。それには、生理的均衡(ホメオスタシス)からの偏りを知らせる特別な制御回路を必要とする。動機づけメカニズムは、獲得や社会的パートナーや休息場所を積極的に探したり、あるいは好奇心から新しい情報を求めるように動物に働きかける。好みと嫌悪は、複雑な制御システムのように組み込まれていて、必要に応じて活動を活性化したり、停止したりしなければならない。動物にはその行動に指示を与える規範が備わっていなければならない」

難しい言葉が並んでいますが、「動物の行動に指示を与える規範」とは、自然淘汰によって組み込まれているということです。ヒトの場合は、当然文化的影響を受けるのですが、基本的システムそのものは人間にも当てはまることを、アイブルフェストは、動物学、生物学、比較動物学、文化人類学からのデーターを集めて証明しようとしました。

生理的均衡(ホメオスタシス)は、血圧、体温調節、睡眠、哺乳類の場合は母と子の情緒的結びつきにまで及ぶ、生理的メカニズムになってきます。

アイブルフェストもジョン・ボールビーも、ノーベル賞を受賞したローレンツとともに研究をしています。「刷り込み」という愛着行動を発見した人ですね。

ボールビーの愛着理論も、精神分析学を生物学の俎上に載せたことで画期的な研究でした。

要するに、子どもの成長には、規則正しい睡眠や母と子の情緒的結びつきが、生理的システムとして回路されるということです。乳幼児教育で最も気を付けなければならないことは、これを適切に調整することかも知れません。

〇ちゃんのことから、随分難しい話になってきましたが、安心できる場所と活動できる環境があれば、子どもは自発的に「あるべき本当の自分」を探求していくでしょうし、弱さを克服し、賢明さを表現しようとするだろうということです。

勿論、そのときどきに応じて大人の援助や、社会に適応していくためのモデルは必要でしょうが、「あるべき本当の自分」とは、誰にも分からないでしょうし、〇ちゃん自身にも分からないでしょう。だからこそ探求するのだと思います。もし私たちにできることがあるとしたら、信頼して応援するくらいでしょう。

おおむね私たちは、あそぶことを「生産性のない無意味な行為」と捕えがちですが、もしそうだとしたら「子どもを知らない」大人中心の考え方ですね。

仮に、〇ちゃんが繊細で過敏に反応し、Ⅰ年生として幼いところが見られるとしても、「わたしはママのように、ちゃんとできるんだ・・」という誇りを持っているとしたら、大丈夫でしょう。

あるべき本当の自分

よく見れば、「野に咲く一輪の花」にもありますよね。

何万年もかけて、今ここに咲いているのですから、当然と言えば当然ですが・・・。



あそびには様々な役割があるかもしれませんが

「あるべき本当の自分の探求…」

私もそうだと思います。

時には、攻撃的であったり発散するあそびのときも

あり、またある時にはパズルやモザイクや積木等、

細かなものに集中する時もあります。

大人からみて好ましくない遊びでも、子どもは今

自分に必要なことを遊びの中で懸命に表現します。

大人の解釈で良い遊び、悪い遊びと判断するのでは

なくジジさんが言われるように「安心できる場所と活動

できる環境があれば、子どもは自発的に「あるべき本当

の自分」を探求していくでしょうし、弱さを克服し、賢明さ

を表現しようとするだろう…」

あそびのアトリエはそういう場でありたいと思います。



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